【山歩き】ブナオ峠-大笠山縦走(両白山地)後編「大笠平」

山歩き

両白山地の大笠山を歩いてきた。

ルート

【山歩き】
スタート地点:西赤尾ゲート前(335m)
通過山名  :大門山-赤摩木古山-見越山-奈良岳-大笠山
ゴール地点 :大笠山登山口(577m)
距離    :26km(+2.197m.-1.847m)
【自転車】
スタート地点:大笠山登山口(577m)
ゴール地点 :西赤尾ゲート前(335m)
距離    :9.9km(+17m.-259m)

コースタイム:13:10(全行程)
水場    :ブナオ峠までの湧き水、稜線上なし
小屋・トイレ:大笠山避難小屋・トイレ無し
ルート   :ブナ小峠まで舗装路で、泥濘たまにある。
       ブナオ峠~大門山~見越山まで刈り払いされている。
       見越山~大笠山まで、藪漕ぎ。
       大笠山-桂湖までは、ロープなど危険箇所有るが概ね歩きやすい。
電波(au) :大門山・大笠平・大笠山 
登山者   :大門山まで3人。
       縦走路スライド1人は、見越山までのピストン。
       大笠山で避難小屋泊の方1人。
       大笠山登山道1人スライド。
水分    :水2L・湯0.5L(消費量:水2L)

前回からの続き

奈良岳(1.644m)

藪の中にある。。。山頂

藪が邪魔なので手を伸ばして見越山を振り返る

手を挙げて大笠山を撮る

だいぶ近くなったけど、大笠山まで2時間を要する。
まだ何があるか分からないので、写真撮り進む。

人形山

稜線は東斜面スパッと切れ落ちている箇所あって、北アルプスなど眺めれる

大笠山

まだまだ登る。
二重稜線で、どこが道なんだかよく分からない。。。
辛うじて前日歩かれた方のトレースが所々あって、とても助かる。

奈良岳を振り返る・・・藪(笑)

そして友人も藪の中を歩いている。
全く見えません。

池塘が点々とある

朽ちた木道に雪が積もり、とても滑る。。
雪道歩いて、もう靴の中はぐちょぐちょです。。
そして足が冷たい。
替えの靴下無いから、ビバークするなら寒くて困るなぁ。。

開津谷

眼下に開津谷を見下ろす。
桂湖も見えた。
手前の大岩壁(スラブ)も素晴らしい。
見てたら登りたくなるな(笑)

雪道

北斜面は雪が残る。

夏道

北斜面以外は、大体雪が解けて歩きやすい。

大門山(左)が見える

歩いてきた稜線が見えるのはいいね。

大笠山

ずっと歩いているんだけど、全然近くに見えないぜ。。。

藪の中

写真見てると景色が良さそうに見えるが、見越山から85%位はこの視界です(笑)

大笠平

↑友人撮影

勝手に命名しました

「P1668」の横の台地には、池塘があって草原の真ん中に木道が敷かれ大笠山を眺めれる。

最高です!!

ずっと藪漕いでいたから、余計にこんな広場は良く見えるね。

↑白山縦走の際、別山平がありそのロケーションと似ていたからパクった。

↑関連備忘録

大笠山まで、あと少しだな

オバタキタンの岩壁(手前の白い斜面)

左から奈良岳・見越山・赤摩木古山・大門山が見える

正面の尾根を上がって行く

左には落ちたくないね

雪があって滑りやすいし、藪が斜面に沿って倒れているから余計に慎重になる。

人形山

日が傾いて分かり辛いけど、標高1.000m辺りの紅葉が綺麗だな。
そして足を滑らせたら、谷底まで滑って落ちてきそうだ(笑)

日本海方面

大笠山上までもう少しだ

核心

ロープがあってもおかしくない箇所。
雪が積もって、やらしかった。
笹藪をホールドに、慎重に上った。
午前中とかなら、凍結していてもっとリスク高いと思った。(現在14時)

急登を登りきって振り返る

奈良岳(山上藪)・見越山へとつづく稜線が見える

アルプス展望台

北アルプスは雲が掛かる

眼下にオバタキタンの岩壁が見える。
そして桂湖へと延びる尾根の紅葉が綺麗だ。

歩いてきた稜線を振り返る

奈良岳・見越山・赤摩木古山・大門山が見える。
オバタキタンの岩壁、そして奥には能登半島も見える。

ここから山頂までもう少し。

だが刈り払いされて無くて、背丈ほどの笹を掻き分けると・・・

大笠山(1.821m)

石川県白山市と富山県南砺市との県境にある両白山地の山。
日本三百名山に選定されている。
両白山地の主稜線の北部に位置し、白山国立公園内にある。
山体は酸性火成岩からなる。
1993年(平成5年)に、大笠山を源流とする境川(庄川の支流)に境川ダムが完成した。
その後、境川との合流部の大畠谷に鉄製の吊橋が設置され、フカバラノ尾根に登山道が整備された。1997年(平成9年)10月には、東砺波郡上平村(現在の南砺市)が、大笠山の約800 m東の稜線上に大笠山避難小屋を建設した。
2013年(平成25年)には、山頂のすぐそばに新避難小屋を建設した。

山頂へ到着

笈ヶ岳(おいずるがたけ)と白山

白山が見れてホッとした。
午後から天気が崩れると思ったけど、天気は味方してくれた。

笈ヶ岳がかっこいい

藪山で夏(無雪期)の登頂は困難で、積雪期の限られた期間のみ登頂が可能。
日本二百名山の中では登頂が難しい山の一つ。

先月歩いた白山北縦走路も見えるし、もう最高だ!!

金沢市や小松市も見える

奥には日本海も。

アルプス方面

雲が広がり見えないけど、この界隈はとても晴れて見渡せれる。
そして手前には、これから下りていく尾根が見える。
尖った辺りが、前笈ヶ岳。

しばし景色を堪能する。
日没が迫っているので、あまりゆっくり休んでいられない。。。(15時)

大笠山新避難小屋

山頂からすぐそばにある

藪に囲まれこの界隈らしい小屋

5人が寝れそうなスペース

トイレは無い。
マットが親切に置いてある。
ただ水場が遠いから、ここ泊まるなら担いでこないとあかんな。

丁度今晩泊まられる方が居たので、しばし談笑し小屋を後にした。

小屋の前からはこの景色

また機会があれば泊まってみたいね。

アルプス展望台

最後に大門山からの稜線を見渡す

来た時より、だいぶ陽が傾いたな。。
しかしさっきより、晴れているね。

タカンボウ山(正面真ん中)の紅葉がいいね

白山と笈ヶ岳がええなぁ

白山に雲が掛かってきた

これで白山は見納めですな。
ダケカンバが多くなってきた。

大門山からの縦走路がまだ見える

夕陽が当たり、黄色の稜線になっていく。

冬枯れのブナ林を下りていく

ロープ

雪が薄っすらあって、ヒヤッとする箇所もある。
ロープ有難い。

縦走路を横目に下りていく

日が隠れ気温が下がってきた。
そして暗くなり始めたな。

旧避難小屋跡

ここから水場まで200mみたいだ(スルー)

笈ヶ岳の後ろに白山は隠れてしまった

道標

「桂湖 4.8km⇔大笠山 1.4km」
まだまだと分かり、がっかりする(笑)

この尾根もアップダウンが多いんだな。。

振り返ると大笠山が遠く見える

アカモノの頂手前のピークより縦走路を望む

ブナオ峠も見えた。

アカモノの頂(1.552m)

やっとアカモノの頂が見えた

鞍部に立派なブナがある

黄葉と冬枯れと雪

アカモノの頂に立つ

笈ヶ岳がかっこよく見えるなーー
その奥に白山もチラッと見えている。

前笈ヶ岳が見えてきたぞ(アップダウンは続く。。)

自然林も多いけど針葉樹も多いね

桂湖

チラッと見えたけど、あそこまで降りないとあかんのか。。。

前笈ヶ岳(まえおいがたけ) 標高1.522m

ベンチあるけど眺望ゼロなのでスルーする

大ネズ

針葉樹で、ヒノキの仲間。
この一帯ネズが多かった。
先程上から見ていたのは、全部ネズだったのかな。

ヘッデン下山

桂湖はまだ下だ。
前笈ヶ岳から急降下中ーーー(疲れて足のブレーキが効かないぞー)

鏡岩か??

いきなり巨岩が出てきて驚く

鎖場

鉄梯子(垂直に近い。。)

吊り橋

終盤人工物のフルセットだった(笑)

大笠山登山口

デポしておいた自転車があって、一安心。
雨具やグローブを付けて、西赤尾ゲートへ戻る。

約10kmの下り基調(-260m)。
めちゃくちゃ寒かった。。。

西赤尾ゲート

ゴーーール!!

無事ゲートに辿り着いた。
行動時間13時間と、とても長かったな。
体が冷え切ったけど、温度計見たら「11度」。
あれっ??暖かいな。。

そして夕食は、この界隈に来たら絶対に寄る「次平」!!
閉店時間迫っていたので、取り敢えず電話をした。

お兄さんが電話に対応してくれて、、、、

激混みで、もう食材が無いとのこと。。。
残念だけど、繁盛して嬉しいような複雑な気持ち(笑)

そんなかんだで・・

すき家

久々のすき家に大満足ですな。
すき家は、お盆休みに稚内市で食べて以来だな。

結び

初めて歩いた、大笠山の周回コース。
見どころが多くて、とても楽しかった。
今シーズンの初雪を、両白山地で楽しめたことが嬉しかった。
アルプスのように華は無いけど、藪はある。
そんな両白山地は、静かで落ち着く場所でもあった。

ありがとうございました。

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