前日からの続き。
Nさんと合流した。
長崎ちゃんぽんを作って頂く。
寒いので、ほんと温まる。
準備してスタート。
ガーミンの温度計を見たら、8℃。
そりゃあ、寒いはずだ。
直ぐにグラベルが始まる。
コーナーを曲がると・・・
視界が開ける。
有難く通過する。
奥の方は雲海になっている。
こんな絶景の中走れるなんて、気分上々だ。
至る所で崩落してるが、何とか通過出来る。
林道専用車だろうか。
広葉樹が続く。
広葉樹のトンネル。
贅沢だ。
基本細木だが、偶に大木が出現する。
苔に包まれた岩壁に吸い寄せられる。
一気に下ってきた。
突如道は悪くなったりする。
突如プチ崩落が有る。
後に大崩落が来るので、ここら辺はプチ崩落になる。
広葉樹林道最高!!
ブナと苔が相まって凄く良い。
雪国のツルっとしたブナと違い、紀伊半島は苔むしたブナだ。
ツガかモミの木だろうか。
押し歩きする場面もある。
林道らしい道も撮った。
写真は杉だが、檜も結構有った。
あのHピーク直下に、道が延びている。
あそこに行くよ。
登ります。。。
二重山稜の中を走る。
ここがほんと良かった。
声を上げられずにいられなかった。
「最高~~~!」
栗でもパンクするみたいだ。
気を付けよう、、、
Hピークが近づいてきたぞ。
少しの区間舗装路。
と言っても、落石だらけだ。
車。
視界が開ける。
先程Hピークを見上げた場所が、写真真ん中の崩落箇所の所です。
良い眺めだ。
絶景林道だな。
秋の花、竜胆(リンドウ)が咲き始めている。
こんな断崖絶壁に林道を造ったもんだな。
感謝感謝です。
視界が開けたと思えば、再び広葉樹の森が広がる。
ペダルを漕いでいても、目まぐるしく変わる光景にほんと飽きない。
分岐を境に、一気に廃道になってきた。
崩落。
プチではなく、結構崩落してます。
足場が緩く、自転車置いて先ず足場作りに往復する。
安全確認し担いで通過する。
これくらいなら日常茶飯事だからな。(この後が、、、、)
コーナーを曲がると・・・・
(゚Д゚;)
大崩落じゃねーか。。。。
あんなの絶対無理やろ。
取り敢えず偵察に進む。
「・・・・・・」
横断しようものなら崩れていく。
人だけならまだ良いかもしれないけど、自転車担いでは到底無理だな。
人でもアンカーがしっかり取れてだ。
ロープの長さも100mは要るだろうな。
厳冬期なら行けそう(どうでもいい)
地形図で確認し高巻きを選択した。
植生の針葉樹・広葉樹も含めて。
戻ることも考えたが、何とか行けそうなので進むことにした。
下を見ると400m程崩落してそうだ。
核心部。
手が震えてブレブレだ。
急斜面で立ち木が無くなり、10m程砂礫をクライムアップだ。
支点は、つま先とペダルとハンドルだ。
足を滑らしたらどこまでも、落ちていきそうだ。
最悪の事態を想定し、車の鍵をバックから取り出しポケットに入れる。
自転車は、いざという時捨てるつもりでいた。
久々に緊張した。
ピークに這い上がった。
ここからも地形図を見ながらルーファイして進む。
間違って尾根間違えると崖です。
方角間違っても崖です。
慎重にどんどん下っていく。
林道復帰!
まだ安心は出来ないので、以前走った所位まで行って一息付こうと話し合い進んだ。
高速道路になった。
Hピークがあんな遠くに。
先程の大崩落のGピーク。
視界が開けた。
終わりも見えてきたので、ここで初めて大休止をした。
スタートし6時間以上経ってやっと腰を下ろした。
Nさんが、デザートを持って来ていた。
ペロッと頂く。
山で食べるデザートも格別だ。
どこを見ても山山山・・・
素晴らしい景色をありがとうございます。
陽が落ちる前に帰ろう。
今朝は、一番奥の山から来たんだ。
遠かったなぁ~~
前を見ると、まだ登りが有ります。。。
この稜線は、アップダウンの連続です。
杉林を抜けていく。
二次林が広がる。
この日初めて眼下に、集落を見下ろした。
あともう少しで林道終わりだ。
快適な道だ。
林道終了した。
夕陽がまた美しかった。
麓に戻ってきた。
そして車に到着した。
そこから林道スタート地点まで、車を回収しに行く。
高野山大門。
真っ暗な高野山にライトアップされた大門が、一際目立つ。
夕食。
夜になり、ジョイフルかつらぎ店で頂く。
和歌山から何とかその日のうちに帰宅出来た。
バタバタだったが、有意義な2日間だった。
冒頭にも言ったが、3年越しの林道を走る事が出来た。
自転車旅好きには堪らない、風光明媚な林道だった。
1日目も含めて、素晴らしいルートだった。
2日目は、34kmとグラベルが続いた。
紀伊半島で最長だろうな。
自分が今まで走った紀伊半島の記録を見ても、これを越えるのは無いな。
御嶽周辺や四国は、もっと長いが、、、
大崩落を攻略し、より充実した。
荷物をデポ出来たから良かったが、これが泊り装備ならもっと厳しい高巻きになっているだろう。
そして水場が無かった。
上部に一カ所水がちょろちょろ流れていた。
そこできちんと水を給水しておけば良かったと後悔。(浄水器持ってきたのに。。。)
高巻きで緊張もあってか、多めに水分を取ってしまった。
後半水が残り少なくて、ヒヤヒヤだった。
何はともあれ、走ってみて紀伊半島がより好きになったのは間違いない。
ご同行してくれたNさんに感謝。
ありがとうございました。
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