【山歩き】ブナオ峠-大笠山縦走(両白山地)前編「ぶな尾」

山歩き

両白山地の大笠山を歩いてきた。

ルート

【山歩き】
スタート地点:西赤尾ゲート前(335m)
通過山名  :大門山-赤摩木古山-見越山-奈良岳-大笠山
ゴール地点 :大笠山登山口(577m)
距離    :26km(+2.197m.-1.847m)
【自転車】
スタート地点:大笠山登山口(577m)
ゴール地点 :西赤尾ゲート前(335m)
距離    :9.9km(+17m.-259m)

コースタイム:13:10(全行程)
水場    :ブナオ峠までの湧き水、稜線上なし
小屋・トイレ:大笠山避難小屋・トイレ無し
ルート   :ブナ小峠まで舗装路で、泥濘たまにある。
       ブナオ峠~大門山~見越山まで刈り払いされている。
       見越山~大笠山まで、藪漕ぎ。
       大笠山-桂湖までは、ロープなど危険箇所有るが概ね歩きやすい。
電波(au) :大門山・大笠平・大笠山 
登山者   :大門山まで3人。
       縦走路スライド1人は、見越山までのピストン。
       大笠山で避難小屋泊の方1人。
       大笠山登山道1人スライド。

登山道刈り払い

笹藪地帯(奈良岳周辺)

両白山地北部は藪が厄介です。。
登山道の刈り払いされているか否かで、行動時間が大きく変わる。

このルートを行くにあたり、友人から縦走路の刈り払いが終わったとの情報を得た。
大門山~大笠山まで刈り払い終えているなら、行っても良いかなと思い決行した。
(見越山~大笠山区間は、刈り払いされていなかった。。)

前回の両白山地

↑10月中旬に、南北縦走している。
そのこともあり、この山域をもっと歩きたくなっていた。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

↑2017年10月22日撮影
籾糠山行ったついでに、ブナオ峠も車で寄った。
その当時は、通行止めもなく普通に車で峠まで上がれた。
現在は、西赤尾から通行止めになっている。(永遠に、、)

ブナオ峠手前のブナ林がとても綺麗な記憶が残っている。

開津谷

↑2015年10月11日撮影。
今回歩くルートから見下ろせる、開津谷。
昔、魚留滝手前位でピストンしていた。
隣の谷は有名な「大畠谷(オバタキタン)」の下降谷として、偵察に行っていた。

何かしらこの界隈に行っていたので、稜線歩きが楽しみだ。

装備

基本的に夏装備。

↑シャツは、中厚手にした。
そして藪漕ぎかもしれないから、一応ワークマンの雨具(破れても良いから)で行く。

スタート(西赤尾ゲート前)

満天の星

自転車を桂湖に置いて、西赤尾ゲートに移動し5時過ぎに出発する。

明るくなり始める

オオカメノキの紅葉とスノーシェッド

落葉の中歩いていく

対岸の斜面の紅葉も見事だな

太陽が当たれば、もっと綺麗だろうな

ブナの黄葉が素晴らしい

落葉と霜

奥に冠雪する大笠山が見えた

あれっ、雪積もってるじゃん。。。
綺麗なんだけど、不安になってきた。
凍結してたら撤退も考えるよな。

太陽がもう直ぐそこまで

太陽が来た

紅葉がいい

カエデの紅葉が鮮やかだ

ブナとナラの黄葉

稜線が見えた

稜線の木々を見ると、冬枯れしている。
ブナオ峠周辺の紅葉が見頃みたいだ。

カラフル(緑・黄・紅)な木々と落葉

雰囲気が良すぎて、進まない。。

北アルプスが見えた(立山・剣岳方面)

ブナトンネルの褐葉

峠の紅葉は、終盤ですなぁ。
以前訪れた記憶が蘇る。
ここで写真撮ってたな。
「ブナオ峠」の由来になったとされるこの一帯。
「オ」は、尾根や稜線をさす。

ブナオ峠(974m)

峠に到着した

小径車が一台デポしてあった。
ゲートからここまで来て大門山を、ピストンするのだろう。

ゲートからのんびり紅葉狩りをしながら、2時間半程掛かり峠へ着いた。
峠は開けており(視界は無い)、ポカポカなので一息ついた。

褐葉と冬枯れ

ブナ林を上って行く。
葉っぱが少なくて、明るい登山道。

日本海

奥には日本海が見えた。
ここまで来ると、日本海がとても近いな。

ブナ林

峠周辺のブナの大木から、標高を上げるにつれ細木へと徐々に変化していく。

振り返ると大獅子山(1.127m)が見える

登山道に雪が出てきた

今シーズン初の雪を見たな。

大門山分岐

ここから大門山までは、ピストンになる。

ベンチからは、北アルプスが望めた

大門山手前は雪が笹の上に薄っすら積もって、よく滑る。。

大門山(1.572m)

両白山地北部の石川県金沢市と富山県南砺市との県境にある標高1,572 mの山。
日本三百名山に選定されている。
金沢市の平野部からは山容が富士山に似て美しく「加賀富士」または「金沢富士」の別名がある。

山頂

西赤尾ゲートより出発して、4時間で到着した。
標高差1.000m程あるので、登った感がある。

大笠山(手前)と白山(奥)

大笠山が近く見えてきた(まだまだ遠いが、、)。
白山が雪を纏い、正しく白い山になったな。

北アルプスも一望できる

立山が一番白く見える。

金沢市も見渡せれる

眼下に見えているから、スマホ電波は「5G」が届く(驚)
一息付いて、再び歩きはじめる。

人形山

ブナオ峠の尾根がよくわかる

大笠山

近くなるにつれ、雪がよく見えてきた(不安)

稜線歩き

刈り払いされて歩きやすい(今は・・)

人形山や北アルプスを横目に歩く

赤摩木古山(1.501m)

「あかまっこやま」って読むんだな

大笠山と白山

眼下に斜面一面、冬枯れの木々がまたいい

大門山

右奥には、富山市内が見える。
大門山の山頂より、こちらの方が開けていて好きだな。

ダケカンバとブナ

ここよりアップダウンが多くなる。

冬枯れ時期ならではの景色

葉が芽吹くと、こんな眺望は無いだろうから有難い。

大笠山

雪はとても良いんだけど、アイゼン無いから不安です。。
凍結していたら、撤退も考えるね。

赤摩木古山を振り返る

南斜面はガレているから、遠くからも「あかまっこ」さん分かりやすい。

大笠山まで、まだまだアップダウンつづく

雪と冬枯れと黄葉が美しいね。

中央の三角錐は、籾糠山が見える

鞍部より大笠山を望む

大笠山が、高く見える。。。

振り返ると大門山(左)と赤摩木古山(右)

見越山が見えてきた

しかしながら刈り払いされた笹や枝が、登山道を覆ってとても歩きにくかった。。
雪上ラッセルしてるかのように、足を高く上げ進んでいく。

見越山(1.621m)

山頂

道標がひっくり返っている。

赤摩木古山からの稜線を望む

正面は乗鞍岳

大笠山と奈良岳(右)

日本海

能登半島が薄っすら見える

大門山より赤摩木古山より、ここからの眺望がいい。

藪漕ぎ開始

と言っても、背丈位の笹があるだけ。
強烈な藪では無かったので、助かる。

結び

7年振り訪れたブナオ峠。

変わらずいい場所だった。

稜線歩きは、眺望無いかと思っていたけど意外にあって楽しめた。

大笠山の雪に不安を抱えつつ歩く。

つづく・・・



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