【山歩き】台高山脈縦走(大台ケ原~馬ノ鞍峰)1日目「山は楽しい」

紀伊半島

台高山脈縦走してきた。

前回からの続き

出発

夜中0時過ぎに起床する。
準備し奈良県へ向かう。

相変わらず鹿が多い

カクシ平駐車場

友人の車をデポし、大台ケ原駐車場へ向かう。
道路の穴あきや落石多いな。。
車高高い車なら安心だけどな。。

登山口

空荷で山頂へ向かう。
片道2km程。

シロヤシオ

モミやトウヒの針葉樹が多い

大台ケ原(日出ヶ岳)1695m

過去2度訪れている。

↑2016年初めての大台ケ原山頂

↑22年大台ケ原山頂

行くと山頂には、鹿が居るんだよね。
奈良公園と一緒だな(笑)

さて今年は眺望は良いんだろうか・・・・

雲は多いけど、過去一番見渡せた!!!

池木屋山・迷岳方面。

大峰山脈方面

尾鷲方面

熊野方面

局ヶ岳の右上が北アルプスが見えている
口迷岳の上が白山が見えている

真ん中に池木屋山

中部縦走路が見える。

山頂直下の展望台

志摩半島の度会山地が見える。
そして度会山地にだけ陽が当たる。

ぼちぼちと大台ケ原駐車場へと戻る。
そして駐車場へ着き、朝食を食べ準備し歩き始める。

大台ケ原石碑

それでは川上辻へ向けて舗装路(大台ケ原ドライブウェイ)を歩く。

川上辻

道標

熊笹と針葉樹の森からはじまる

縦走路(筏場道)

1961年大台ケ原ドライブウェイが出来るまで、川上村から筏場道が大台ケ原への登山道だった。
ドライブウェイが出来て幾度と崩落などあり、現在通行止めみたいだ。
苔むし石積みされた登山道が、また趣きあっていい。

迷岳

先週歩いただけに、直ぐに分かった。
台高支脈も立派な稜線だよな。
眺望スポットは、緑シーズンだからほんと少ない。
こんだけ見れただけでも、喜ばないとダメな台高山脈(笑)

鎖場

足元は崩落して鎖やトラロープが設置されている箇所が多数ある。

ツツジ

安心橋??

橋が多過ぎて、どこの橋が「安心橋」か分からない(笑)

倒木

数ヶ所の倒木を通過するのに、高巻きしたり枝の間をすり抜けたりと往生する。

杉とブナが仲が良い

金明水

1個目の水場。
出発して間もないので、スルー。

コブシ峠

由来はなんだろう、コブシが多いのか・・

モミやブナが多い

緩やかな斜面で、ほっと一息つくには最適な峠だな。
しかしながら今日の行程は長いので、写真撮影し通過する。

道標

新しく造り替えることが無いだろうな。
この道は、数年後もっと自然へと還っていくんだろうな。

苔も多いね。

谷を幾つか横切る

苔と森がいいね。
水が無ければ飲むけど、あるからスルー。

苔とナラの大木

雨が多い紀伊半島ならではの木々に、圧倒される。

大台辻

分岐

縦走路と筏場道がここで別れる。

ブナ

幹に苔が付いて、スルっとした幹が特徴のブナはここらではあまり見れないな。

西谷の高

奥の大台ケ原は雲が湧いてしまったな。

ブナの原始林

あまりに大き過ぎて、小さな木々も無くスッキリ。

眺望が開ける

特徴的な山が無いから(褒め)、どこの山か見ても分からない(笑)
恐らく大峰山脈方面。

ブナがいい

振り返ると三津河落山(さんづこおちやま)

開けた山上が特徴的。
川上辻から直ぐの山。
これくらい特徴的な山は、一度見たら忘れない。
大台ケ原の若草山って感じだな。

県境見出標

台高縦走路は、三重県と奈良県の県境でこの標板をよく目にする。

添谷山 (1250m)

山頂

想像が付いていたけど、やっぱ眺望はないね。

大峰山脈方面

下りた所で眺望が、「少し」開ける。

コウヤマキ

急にコウヤマキが多くなってきた。
この辺りは、群生している。

西の谷林道

山肌に林道が横切る(絶賛廃道)。
歩くのも大変みたいだ(笑)

コウヤマキとブナと夏空

御座嵓

モンキークライム

川上辻から台高縦走路歩いてきて、初めてクライミング的なルートになる。

登り切ると・・

絶景!!

三津河落山(左)・経ヶ峰(真ん中)・大普賢岳(右奥)

左から大普賢岳・山上ヶ岳、白髭岳(右)

白髭岳(正面)

大台ケ原に次いで、この眺望は良かった。
2日間の縦走路で、ここが一番良かったな。

小休止

凍らしたゼリーを食べる(最高)

本沢川

黒石谷・白倉谷・黒倉谷など昔はよく遊ばせてもらった。

先は長いから歩きはじめるか

ツツジ

二重稜線

ここに水場がある。

引水サコの水場

サコ(迫)は、尾根と尾根の間の小さな谷のことを指す。
ここで、水を汲む。

道標

地面に置いてある。

シャクナゲ

縦走路シャクナゲ多いけど、時期的に咲いていなかったけどここにはあった。

P1123

縦走路はアップダウンが多い。
しかも急登、激下りの連続だな(笑)

振子辻

道標

眺望はゼロ

山は楽しい

だよね!!

三重県側は植林

林道(廃道)造ったけど、もう放置されている感じだな。

道標

珍しくというか、2日間でここしか見なかったな。
これだけ道しるべしてくれたの(笑)
地図見て無いと、ここを左に曲がらないよな。

杉又の高

シャクナゲ

左折だけど、近くにピークがある。
眺望良いのかなと思って、這い上がる。
ブッシュ見て戻ろうかと思ってる。。。

眺望が広がる

正面に鯎谷高が見える。

西の谷林道が見える

この林道の裏に、大杉谷の「桃の木山の家」がある。
再び縦走路へ戻る。

経ヶ峰方面か??

もう台高山脈の深く標高低くて、辺りを見てもどこの山が見えているのか全く分からなくなる。

ブッシュも多い

大普賢岳が見える

三ノ公川の奥に白髭岳が見える

振り返る

P1094の左に、三津河落山と大台ケ原も何とか見える。

道標

シャクナゲと杉

父ヶ谷の高

山頂

眺望はない。

下を見ると落ちていた

見える位置に移動しといた

ブナやモミの森がいい

天狗嵓(左)・白髭岳(正面奥)・山の神の頭(右)

ピークから下がった所で、展望が開ける(台高山脈あるある)。

ブナの大木

モミとヒメシャラが寄り添っている

三之公雨量観測局

キャンプ適地

雰囲気も最高だし、水場も近いから最高だな。
P1082の北側。

縦走路で初めての人工物「三之公雨量観測局」

下山した時猟師さんとお話しており、その方が年2回ここまで点検に来られるそうだ。
70歳位だと思うが、ご苦労様です。
そして下山路で使った、カクシ平周辺の整備もしていただいておりほんと感謝です。

水場

観測局を回り込んだ谷に水場がある。
勿論汲むよ~~

漏斗

ダイソーで昔買ったのは、今でも大活躍。
浄水器使って飲むときは、ペットボトルはくちゃくちゃになるペットボトルがいい(例:いろはす)。

↑お腹弱いので、自分には必須です。

ナラの大木

この稜線に凄いな。

岩稜

ちょいちょい緊張する。

岩と苔がいい

コウヤマキの大木

ここまで大きなコウヤマキは、初めて見たな。。
写真じゃ伝わらない(笑)

木材搬出ワイヤーの残骸

父ヶ谷林道あるからな。

湯谷の頭

ここで写真撮影したら、電波が良かったのでポストした(貴重)。
基本的に圏外だらけです。

山ノ神ノ頭が見えた

吉野辺りの大天井岳が見えている

もう日没が近いな。
ポストしてたら、友人が先行して岩稜があるからと戻ってきた。
ここからトラバースして岩稜を巻くのが、ズルズルで高度感もあって少し緊張した。

巻いた岩稜を振り返る

北から歩いてきたら、右から簡単に上がれそうだけどね。
下りはちょっと怖いのかな(上から見ていないから何とも言えないけど)。

岩稜がつづく

一日の終盤足はふらふらなので、慎重に進む。

天狗嵓(左)

山頂の手前で眺望がいい(台高山脈あるある)。

山ノ神ノ頭(1098m)

山頂へ到着

看板

25年経過しても、この綺麗さが凄いな。
やっぱ山頂が森に囲まれているお陰なのか。

綺麗なブナ

大普賢岳

かっこいい山容。
これくらい分かりやすい山容が、望ましい(笑)

カコウキ越

この辺りはとても良い雰囲気で、キャンプ適地

ここが良いけど、水場が遠い。。

ヒメシャラの大木

ブナもいい

ヌタ場

大普賢岳と夕焼けがいいね

山抜けしている。。

高度を下げて行くと、植林が増えてきた。。

この先のキャンプ適地で、宿泊予定なのに不安だな。

地池越(宿泊)

早速テントを設営する

真っ暗になる前に、キャンプ地着けて一安心。
森に囲まれる。

水場

8L汲んだ。
キャンプ地から、100mほど離れている。
夕食・朝食・飲み水・行動水で、7L消費し余り1Lだった。

夕食

夕食は友人担当(感謝)

・豚の角煮丼
・野菜たっぷり味噌汁
・高野豆腐
・チーズ入りハンバーグ

デザート

フルーチェ(苺味)。

夜は更けていく

鹿や猪?が多かったな(笑)
長かった一日が終わる。

結び

森好きにはたまらない、台高山脈縦走路だった。
誰にも会わない静かな縦走路は貴重だな。
華やかじゃないけど落ち着く縦走路でした。

つづく・・

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