【山歩き】姫越山・座佐の高(南伊勢)「悠久の姫」

山歩き

南伊勢の姫越山(ひめごやま)を歩いてきた。

今シーズン

冬から春にかけて、南伊勢の山々を歩いてきた。

海と山を満喫できる、お気に入りの山域だ。

今回で、南伊勢「第三弾」となった。

ルート

新桑竈ータマゴ浜ー座佐浜ー座佐の高ー姫越山-芦浜ー塩浜山村広場

距離17km(+1.203m)

お友達と行くため、車をスタート・ゴール地点に置いてワンウェイにした。
浜辺を、3箇所(タマゴ浜・座佐浜・芦浜)寄って行く。
姫越山は、標高500m程だがアップダウンあって獲得標高多い。
距離も、17kmと久々長い山歩きだ。

↑去年の夏も、17.3km歩いていた。

塩浜山村広場(度会郡大紀町)

ゴール地点に集合した

熊野灘や台高山脈を見渡すことができる

駐車場から、既にこの景色。
今日が楽しみだ。

新桑竈(さらくわがま)

スタート地点に到着した

以前の備忘録でも書いたが・・・
南伊勢町の沿岸には、約800年前平家の子孫が移り住んだとされる。
そして「竈方(かまがた)」の集落が点在する。
竈は、塩を焼く竈(かまど)で昔平家の落人達が塩を作り生計を立てていた。

竈方集落
・新桑竈(さらくわがま)
・棚橋竈(たなはしがま)
・栃木竈(とちのきがま)
・大方竈(おおかたがま)
・小方竈(おがたがま)
・道行竈(みちゆくがま)
・相賀竈(おうかがま)現在は相賀浦
・赤崎竈(あかさきがま)1854年津波で流され廃村
これらをまとめて、「八ヶ竈」と呼ばれている。
これらの集落には、小川が流れ、薪を得る為山に近い共通点がある。

それでは準備し出発する

奥に見えているのが、姫越山だ

案内板

必ず地形図などで、現在地を確認して歩いた方が良いと思う。
案内図だけ見て歩くと、危ないです。

座佐の高(たか)分岐

座佐浜へ向かっていく

常緑樹の森を下りていく

ヒノキが多い

今時期スギの花粉が非常に多い。
ヒノキだからか、花粉症の自分は全く大丈夫だった!!

ナルーのF5を使っていたからかな(笑)

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タマゴ浜

1つ目の浜辺に到着

筏吊りをしている人が多かった。
石が多い浜辺。

再び登り始める。

向かいの山は、天神山

薄月池と薄月浜も見える。
ここも歩きたいな。

道標

偶にあるので、有難い。

座佐浜が近くなってきたよ

木々の間からチラッと、座佐浜見える

道はしっかりしている

小さな谷の横を歩いていく

もうすぐだ

座佐浜

マーキング

650mの浜辺

いいね~~

右には、薄月浜と天神山が見える

手前はハマナツメ(棘ある)
座佐池の奥には、座佐の高(たか)が見える

ウバメガシの森がひろがる

ウバメガシは、備長炭になる。
樹皮は、ナラの木みたいだ。

再び尾根を上がって行くよ

座佐池は2つある

その間を登って行く

壊れかけの橋

靴が多少濡れた。。。

帰宅後分かったんだが、ルートで書いた①を歩いた方が良かった。
海を眺めながら歩けるから。
また行く機会があればそちらを歩きたい。

座佐浜を見下ろせる

とても綺麗な浜だ

度会山地の山々が見渡せれる

ウバメガシが多い

三角点

下に芦浜が見えた

熊野灘と奥には台高山脈も綺麗に見える。

冠雪した大台ケ原が見えた

ここしか大台ケ原は見れなかった。

急登の岩場でロープがある

座佐の高(429m)

ボケてる。。

山頂からは絶景が見えた

眼下に座佐浜。

ここで小休止をした。

中部電力の看板

1963年三重県と中部電力が、芦浜に原発設置を計画した。
だが地元の方々の賛成・反対などで、2000年三重県が計画を白紙にした。
その名残(看板)が、今も残っている。

唐人殺し峠

謎の峠。
ネットで調べると・・
町役場の方も分からないと。。
Wikipediaだと、1764年大阪で起きた日本通辞による朝鮮人殺害事件。
ここと何の関係があるのか。
謎の峠だな。

峠から直ぐの展望台

芦浜が見下ろせる

奥には台高山脈も見えた

芦浜の前に、姫越山へ向かう。

狼煙山

狼煙台跡

現在は森に囲まれる。
昔はこのピークに何も無かったのだろうか。

姫越山(502m)

山頂へ到着

山頂からも芦浜が見下ろせた

北側(度会山地)の眺望も期待したが、木々に阻まれて見えなかった。

 「昔、一人の老武士を従えた山路を急ぐ姫がいた。長旅で疲れ果てた姫は、峠で一歩も動けなくなった。
驚いたお供の老武士が姫に水をと急ぎ谷に下り水を汲んで戻ってきたが、すでに息絶えていたという。
老武士は、もはやこれまでと姫の後を追った。この姫は、木曾義仲の娘とも北畠一族の娘とも伝えられている。 
平家落人のお姫さんが、新桑寵(さらくわがま)へ向かう途中行き倒れしたことから山名が付いたとの由来。
後に里人は、この山を姫越山と呼ぶようになった。」

観光大紀より引用

歴史を学ぶとより親しみやすいな。

ウバメガシの森がつづく

芦浜ルートで②を行くか迷ったが、藪だらけだとウンザリしそうなので諦めた。
帰宅後調べると、ここを歩いていた方居た。
これもまたの機会に歩きたい。

再び唐人殺し峠まで戻る

タチツボスミレ

春だな~~

綺麗な道がつづく

芦浜へ向けて下って行く

振り返ると姫越山が見える

植林の中にツブラジイの大木がある

中電管理小屋

芦浜はもう少し

芦浜

振り返ると正面に姫越山が見える

標識

「浜を進んで 堤防の端から・・」

堤防が有るんだ(驚き)
調べたら、原発計画した時に造られたみたいだ。

ハマナツメ(棘)の間を抜けると・・・・

おーーーー

500m程の浜辺。
座佐浜よりは小さい。
だが熊野灘に向かって景色が広がっている為、大きく見える

そしてウミガメの産卵地みたいだ。

熊野灘を眺めながら小休止する

左から姫越山・P398(台地)・唐人殺しの峠・座佐の高が見える

何より海が綺麗だ

堤防

本当にあった。
100m程の堤防だ。

とても歩きやすいトラバース道

大岩の下に・・・

弘法大師様が居られました

錦町が見えてきた

黒島大師像

展望台や東屋がある潮騒の丘

海は見えるが、微妙だな(笑)

姫越山が見える

どんどん錦町近くなってきたぞ

錦町と姫越山

塩浜山村広場

ゴーーーーール!!

ロマンを感じる山歩きができた。

結び

久々長い山歩きをして、足が疲れた。

毎回のことだけど、何も調べず姫後山へ行った。
帰宅後調べていくと、色んな事が分かった。
埋蔵金が眠ると言われているし、姫越山の由来や、原発計画や、素晴らしい照葉樹林などなど。

悠久の姫越山だった。

ありがとうございました。

・・・長くなり過ぎたので、食事編は次回に(笑)

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