クワウンナイ川を遡行してきた。
6日目。
— NR (@NRMeizin) August 12, 2025
天人峡温泉。
現在15℃。
海沿いの気温に慣れたせいか、とても寒く感じる。
朝からカツゲン飲んで、カツを入れる(笑)
それではクワウンナイ川とトムラウシ山を楽しんできます。 pic.twitter.com/RhymmL0R3g
前回からのつづき
↑準備編
↑盆休み前半が、知床岬トレッキングをしてきた
盆休み後半は、クワウンナイ川を遡行する。
行程

日程 :3日間(2025年8月13日~15日)
メンバー:2人(自分含め)
距離 :37.1km(+2372m、-2371m)
電波入au:日本庭園周辺・第一公園周辺
ラジオ電波:二俣=AM「×」FM「〇」、避難小屋=AM「×」FM「×」
避難小屋:ヒサゴ沼避難小屋
テント場:指定テント場(ヒサゴ沼)
トイレ :ヒサゴ沼避難小屋横
水場 :クワウンナイ川は源頭まで水場
:ヒサゴ沼の雪渓
ルート :1日目(13.1km):天人峡Pー(クワウンナイ川)ー二俣(1400m地点)幕営
:2日目(9.6km):二俣ー源頭ー日本庭園ートムラウシ山ーヒサゴ沼避難小屋
:3日目(14.2km):避難小屋ー化雲岳ー天人峡P
ヒル :無し
登山者 :縦走路・トムラウシ山頂・避難小屋登山者あり
:クワウンナイ川、誰にも会わず
宿泊14日:ヒサゴ沼避難小屋(関東3人PT・堺のソロ・道内の沢屋さんソロ・外国人のソロ)
宿泊14日:ヒサゴ沼キャンプ場(外国人ソロ)
ヒグマ :なし
キタキツネ :なし
エゾシカ:なし
※ヒサゴ沼避難小屋宿泊13日は、大盛況で満員御礼(小屋定員32人)だったみたいだ。
登山道整備関係者・ツアーの団体など居たみたいだ。
ヒサゴ沼キャンプ場も、大学生のサークルなどで20張程あったみたい。
14日は、次の日天気悪いせいか小屋もキャンプ場もガラガラだった。
コースタイム
8/13 1日目
05:30(580m)清流橋 クワウンナイ川
06:20(586m)ポンクワウンナイ川出合 入渓
07:00 淵①
09:10(783m)二俣
10:00 淵②
10:30(876m)二俣
12:00(976m)カウン沢出合
13:05 魚止め滝
14:00(1167m)二俣
15:00 ハング滝①
15:50(1366m)二俣
16:00(1400m)幕営地
8/14 2日目
06:15(1400m)入渓
06:50(1580m)ハング滝②
08:15(1650m)源頭
09:15~09:45(1850m)縦走路合流
09:45(1850m)トムラウシ山へ出発
10:50~11:30(2141m)トムラウシ山頂
14:15(1690m)ヒサゴ沼避難小屋
8/15 3日目
05:40(1690m)ヒサゴ沼避難小屋
06:45(1954m)化雲岳
10:00(1317m)第一公園
13:00(617m)化雲岳登山口
スタート

足湯があり、駐車場やトイレもある。
ここで前夜泊した。
朝ご飯は、昨晩セコマで買ったパンを齧る。
準備して出発する。

天人峡(あまつ岩)
約3万年前に起きた巨大噴火の影響が元となり、その後長い年月をかけて形成された柱状節理が天人峡のシンボルとなっている。

清流橋 クワウンナイ川
入渓地点だろうと、谷へ下りて行く。

堰堤
右往左往する。
取り敢えず右岸を進む。
堰堤に近付くにつれ、トラバースがとてもヤラシイ(滝汗)
朝一番から、厳しいトラバースがつづく(沢バイル使用)。
堰堤を越え川へ下りようとしたら、友人が上に高速道路あるよと。。。
この日一番の核心だった(笑)
先人の記録を見ると、クワウンナイ川の入山地点に看板があってそこから進んでいる。
何となく記憶はあるんだが、すっかり忘れていた(笑)
川へは降りず巻き登ると、友人の言う通り高速道路があった。
そこから一気に二俣までワープした。

入渓
すでに汗だくになった(笑)
堰堤のギリギリ巻いたりして、大きくタイムロス(30分以上)したな。。

河原歩きがはじまる

淵に突入
極悪な淵ではなく、癒しの淵と言った感じ。

川が大きい
流域が大き過ぎて、支川かと勘違いしちゃうほど。
と思えば・・・

川幅が狭い淵もある(10:00)
渡渉ポイントを見極め、渡渉し進む。
平水より20cm程低いんだろうな。
これが平水・増水していたら、渡渉はもっとシビアになると思う。

スマイル モスストーン(勝手に命名)

P876 二俣

カウン沢
カウン沢出合手前から、岩質が変化する。
石灰岩から、玄武岩のような岩に変わる。
計画ではここにビバークしようと思ったが、時間が早いのでもう少し進むことにした。

魚止め滝 10m
やっと来ました!!
一つ目の大滝?。
右側を登る。

簾滝 15m
左側を登る。


ナメ滝 10m
滝ノ瀬十三丁

クワウンナイ川と言えば、ここが有名!!
滝の瀬十三丁の滑床がつづく。
(13丁=約1.430m)
スケールが凄いな~~。
比べちゃあかんけど、紀伊半島の滑床と違うわ(笑)
苔が多くて、フカフカの絨毯を歩いているみたいだ。
正しく「ペルシャ絨毯」だな(触ったこと無いけどw)!!

・1167 二俣
右川へ行くと、黄金ヶ原へと上がって行く。
ここは左が本流。

二俣より傾斜がやや強くなる。
そして滑床の苔が、めちゃくちゃ滑る。。。
ここら辺は「ラバーソール」より「フェルトソール」の方が、良かったなと思った。
ペルシャ絨毯が消えて、ただただヌメヌメの苔苔地獄。

ここで苔により滑って、腰まで濡れる。。。
一気に体が冷えてきて、雨具を着る。
やっぱ滑床だから、ずっと足が濡れて寒いわな。

ナメ滝 10m
暑ければ水線を行きたいけど、寒いから巻き気味で登る。
しばらくして「滝ノ瀬」の滑床が終わる。
長かったな~。
最初は写真撮りまくっていたけど、終盤は寒さで早く終わって欲しかった(笑)

ハング滝① 10m

左壁から登る。
残置ロープあり。
出だしの4m程が緊張するが、そこから上は傾斜が緩む。
フルザックで1日の終盤なので、ヘロヘロ。
不安を感じるなら、下にデポして空荷で上がった方が良いだろう。
後続は、念のためロープを出した。
クワウンナイ川は、ハーネスやロープも要らないとか書かれているのを見た。
実際に遡行してみて、このワンポイントだけは「必要」かなと感じた。
もし残置ロープが無ければと考えると、やっぱ必要だと思う。

・1366 二俣
地形図上で、最後の滝マークとなる。
10mの滝が連瀑している。
ここは右から巻いて行く。
何故かピンクテープが有った??(初)
幕営地

快適な幕営地(1400m)
行動は16時までと決めていて、二俣を巻き終わる手前に丁度良い場所があった。

夕食
ちらし寿司・具たくさん味噌汁・麻婆春雨

日本庭園方面
P1789かな??
川から少し離れた台地だから、暖かい。
川沿いの幕営地もあったけど、山風が吹いてて止めた。
夕陽が見れたりして、良い幕営地だね。

携帯ラジオ
FM80MHz辺りを受信した。
ずっと音楽番組だった(笑)
AMの天気予報とかは、受信せず。。
結び
有名な「滝ノ瀬」を歩けた。
苔がとてもフカフカで、歩いていて気持ち良かった。
やっぱ北海道。
ずっと滑床で足浸けてたら、ほんと寒かった。
終盤は、手の感覚が無くなりかけ(笑)