ハブの分解や掃除や調整の備忘録を、書いていこうと思う。
フロント編(前回)
↑フロントが終わり、今回はリアの備忘録を書いていこうと思う。
リアハブ分解図
↑シマノHPより分解図
色んなハブがあるので、自分のハブを確認し作業してください。
①スプロケット取り外し
ロックリングを緩める
左手にスプロケット外し工具・右手にロックリング回し工具
左手固定し、右手を逆回転で緩める。
スプロケット外し工具の掛ける場所は、真ん中よりロー側に掛ける。
自分の場合(9速)・・・
トップ側(1・2・3・4・5・6・7・8・9)ロー側
7枚目か8枚目に掛けている。
ロックリングが緩んだら手で緩め外す。
次にスプロケットを抜く。
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②Wナットを緩める
フリーホイール側からの分解はしない
フリーホイール側のWナットを緩めてはダメです。
ハブレンチを用いて、ナットを緩める。
自分のホイールは、コーン17mmとナット17mm。
㊟ベアリング掃除だけなので、ブレーキローターを今回は外さず作業をした
③ナット・コーン・シャフトを外す
緩めて、ナットとコーンを外す。
自分の場合、ナットとコーンの間にワッシャーが挟まっていた。
(取り外した順番を忘れずに!)
シャフトは錆びている。。。
④-1 カートリッジベアリング掃除(ローター側)
ベアリングの上に、シールが覆う
シールを、精密ドライバーなどで端を持ち上げると直ぐ取れる。
(シールは表裏があるので、注意が必要)
多少汚れている
拭き取りのみ
ゴリゴリ感や動きが悪くないので、掃除とグリスアップだけにした。
シールにもグリスを、塗布してローター側は終了
④-2 カートリッジベアリング商品
自分の使っているカートリッジベアリング(#6902)を、トレックHPで検索すると・・
因みに、ベアリングを見たら「6902-LU」と刻印してある。
取替時は、品番を間違えないようにしたい。
↑トレックHPより
黒と青がスチール、赤がセラミック。
セラミックは、値段が高いね。
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↑Amazonだと2個でこの値段か。
ゴリゴリしたり、動きが渋くなれば交換してあげたい。
④-3 カートリッジベアリング交換
今回交換してないが、調べてみた。
必要な工具として・・・
・ベアリングを抜くのに、ベアリングプーラー
・ベアリングを圧入するのに、ベアリング圧入工具
自己責任だが、抜くのは叩いて取る方も。
圧入工具も、ホームセンター等で買い揃えて自作している方も。
もし失敗したら精度が悪くなったりと、余計な出費が掛かるかもしれない。。。
交換頻度を考えれば、信頼置ける自転車屋さんにお任せしても良いかもしれない。
いずれにせよ今後交換があれば、考えていきたい。
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⑤カートリッジベアリング掃除(フリーホイール側)
シールに砂が溜まっている。。
こちらも先程同様、シールを精密ドライバーで取り外す。
ベアリングの油汚れ拭き取り、グリスを塗る。
シールは表裏有るので、間違えずにセットする。
シールをフリーホイールに、取り付ける。
とっても綺麗になった!!
⑥シャフトを差し込む
グリスをたっぷり塗布して戻す
コーン部分は多めに、グリスを塗る
フリーホイール側から、差し込む。
⑦玉当たり調整
↑シマノさんの、組み立てマニュアル
①コーンを、シャフトへ入れる。
②ローター側のコーンを、ハブスパナは固定する。
③逆側のコーンを、締めたり緩めたり調整する(ベアリングの玉当たり調整)
シャフトがガタつかない程度に締める
④調整完了したら、ナットを入れる。
⑤コーンをハブスパナで固定し、ナットを締めることでコーンの位置を固定する
ベアリングがゴリゴリと当たる感触がしない程度に締める
⑧スプロケット取り付け
フリーホイールの溝に、スプロケを合わせながらセットする
ロックリングを締める
ある程度まで締めたら・・・・
モンキー型トルクレンチで、最後締める
ロックリングの締付トルクは、30~50N-m
自分は、40N-mで締め付けている
⑨動作確認
・ホイールを回して、回転が悪かったり振動が無いか確認する
・ホイールを自転車に取り付け、ホイールを持ち左右に揺すってガタが無いか確認する
結び
これにて前後のハブ掃除が、終わった。
シマノが謳うように、「定期的にグリスアップ」は必要だなと感じた。
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