【メンテナンス】ハブの分解・掃除・玉当たり調整(リア編)「ベアリング方式」

メンテナンス

ハブの分解や掃除や調整の備忘録を、書いていこうと思う。

フロント編(前回)

↑フロントが終わり、今回はリアの備忘録を書いていこうと思う。

リアハブ分解図

↑シマノHPより分解図

色んなハブがあるので、自分のハブを確認し作業してください。

①スプロケット取り外し

ロックリングを緩める

左手にスプロケット外し工具・右手にロックリング回し工具

左手固定し、右手を逆回転で緩める。
スプロケット外し工具の掛ける場所は、真ん中よりロー側に掛ける。
自分の場合(9速)・・・
トップ側(1・2・3・4・5・6・78・9)ロー側
7枚目か8枚目に掛けている。

ロックリングが緩んだら手で緩め外す。
次にスプロケットを抜く。

BIKE HAND 自転車 スプロケット交換工具セット 7-11速対応 スプロケットリムーバー フリーホイールリムーバー ブラック/レッド(YC-501A/YC-126-2A)

新品価格
¥2,380から
(2023/10/11 06:35時点)

②Wナットを緩める

フリーホイール側からの分解はしない

フリーホイール側のWナットを緩めてはダメです。

ハブレンチを用いて、ナットを緩める。
自分のホイールは、コーン17mmとナット17mm。

ベアリング掃除だけなので、ブレーキローターを今回は外さず作業をした

③ナット・コーン・シャフトを外す

緩めて、ナットとコーンを外す。
自分の場合、ナットとコーンの間にワッシャーが挟まっていた。
(取り外した順番を忘れずに!)

シャフトは錆びている。。。

④-1 カートリッジベアリング掃除(ローター側)

ベアリングの上に、シールが覆う

シールを、精密ドライバーなどで端を持ち上げると直ぐ取れる。
(シールは表裏があるので、注意が必要)

多少汚れている

拭き取りのみ

ゴリゴリ感や動きが悪くないので、掃除とグリスアップだけにした。

シールにもグリスを、塗布してローター側は終了

④-2 カートリッジベアリング商品

自分の使っているカートリッジベアリング(#6902)を、トレックHPで検索すると・・

因みに、ベアリングを見たら「6902-LU」と刻印してある。
取替時は、品番を間違えないようにしたい。

↑トレックHPより

黒と青がスチール、赤がセラミック。
セラミックは、値段が高いね。

uxcell ベアリング 6902-2RS 深溝玉軸受 15x28x7mm シールベアリング クロム鋼 ブルー P6(AB EC3) 2個入り

新品価格
¥811から
(2023/10/10 15:24時点)

↑Amazonだと2個でこの値段か。

ゴリゴリしたり、動きが渋くなれば交換してあげたい。

④-3 カートリッジベアリング交換

今回交換してないが、調べてみた。

必要な工具として・・・
・ベアリングを抜くのに、ベアリングプーラー
・ベアリングを圧入するのに、ベアリング圧入工具

自己責任だが、抜くのは叩いて取る方も。
圧入工具も、ホームセンター等で買い揃えて自作している方も。
もし失敗したら精度が悪くなったりと、余計な出費が掛かるかもしれない。。。

交換頻度を考えれば、信頼置ける自転車屋さんにお任せしても良いかもしれない。

いずれにせよ今後交換があれば、考えていきたい。

Quitoka パイロットベアリングプーラー工具 セット 8-29mm 内掛け対応 10ピース プーラー 工具 バイク用 ギヤプーラー 2本爪 ベアリングリムーバー ツールケース付き

新品価格
¥2,890から
(2023/10/11 05:50時点)

RETYLY サイクルベアリングプレスセット 用ホイール/ハブベアリングの取り付け 自転車ソフトテールフレームターニングポイントベアリングハブアセンブリツール

新品価格
¥4,175から
(2023/10/11 05:51時点)

⑤カートリッジベアリング掃除(フリーホイール側)

シールに砂が溜まっている。。

こちらも先程同様、シールを精密ドライバーで取り外す。

ベアリングの油汚れ拭き取り、グリスを塗る。

シールは表裏有るので、間違えずにセットする。

シールをフリーホイールに、取り付ける。

とっても綺麗になった!!

⑥シャフトを差し込む

グリスをたっぷり塗布して戻す

コーン部分は多めに、グリスを塗る

フリーホイール側から、差し込む。

⑦玉当たり調整

↑シマノさんの、組み立てマニュアル

①コーンを、シャフトへ入れる。
②ローター側のコーンを、ハブスパナは固定する。
③逆側のコーンを、締めたり緩めたり調整するベアリングの玉当たり調整

シャフトがガタつかない程度に締める

④調整完了したら、ナットを入れる。
⑤コーンをハブスパナで固定し、ナットを締めることでコーンの位置を固定する

ベアリングがゴリゴリと当たる感触がしない程度に締める

⑧スプロケット取り付け

フリーホイールの溝に、スプロケを合わせながらセットする

ロックリングを締める

ある程度まで締めたら・・・・

モンキー型トルクレンチで、最後締める

ロックリングの締付トルクは、30~50N-m

自分は、40N-mで締め付けている

⑨動作確認

・ホイールを回して、回転が悪かったり振動が無いか確認する

・ホイールを自転車に取り付け、ホイールを持ち左右に揺すってガタが無いか確認する

結び

これにて前後のハブ掃除が、終わった。

シマノが謳うように、「定期的にグリスアップ」は必要だなと感じた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました