アイゼンを買い替えたので書いていこうと思う。
買うきっかけ

(左)旧・(右)新
旧(G12 ニューマチック)は、2012年に購入した。
約13年使った。
研いでは使ってを繰り返し、刃が短くなったのでいい加減購入することにした。
商品選び

カジタックス(モンベル)
12本爪を探すと、モンベルおじさんとしてはこの商品は気になった、、、
しかしグリベルのアイゼンを昔から使っていて、不満がほんと無かった。
そんなかんだで、今回もグリベルを選択した。
同じ「G12」にするか、「エアーテック」するか迷った。
G12クランポン・・・(1006g)
エアーテッククランポンと比べて全ての爪が長くなっています。
前から二番目の爪が長く前方に向かっているのが特徴で、急な登りに際してはつま先の2本の爪と共に雪に刺さり、降りの際にはしっかりと雪面をとらます。
またトゥーピースがエアーテックに比べて長く設計されいるため足裏全体に爪が配置されています。ヒールピースの爪には”返し”が付いていて踵のグリップを高めています。それぞれの爪が雪にしっかり刺さり、急な雪面での登下降の際には安全で安定した歩行ができます。
耐久性の高いオールラウンドな雪山登山に適したクランポンです。
エアーテッククランポン・・・(872g)
G12に比べると全ての爪が短めに設計されています。
それぞれの爪の形状や向きにも工夫がなされており、雪や氷の斜面だけでなく風で雪が飛ばされた岩稜など岩の露出の多いルートでも安定した歩行が出来きます。
フロントピースがG12に比べ短めなのでつま先側に爪が寄っていて狭いスタンスでも多くの爪がしっかりとかかります。
爪についている半円形の切り込みがいわゆる”返し”となり氷や岩へのグリップ力を高めます。
『結果』
軽いし、ミックスに強いし、爪が短めな、エアーテッククランポンにした。
そして冬の鈴鹿山脈をよく行くんだが、ミックス(岩と雪と氷)が多いのでエアーテックかなと思った。
ただ残雪期などグサグサの雪などでは、短い爪は辛い部分もあると思う。
グリベル種類

商品ラインナップが多すぎて、表にまとめてみた。
自分が使っていたのは・・
・G12 ニューマチック
・G12 オーマチック
・G22
・G20
・G10
・G10 ワイド
6個所有していたが、アイス・BC用など使わなくなって手放した。
買ってみて

エアーテックEVO ニューマチック
箱に、アイゼンと取扱説明書とステッカーが入っていた。

重量:437g(エアーテック)

重量:517g(G12)


爪の形状が違う

(左)新・(右)旧
「バックル止め」と「バインディング(ヒールレバー)」が進化している。

高さを3段階で調節できる。
以前は、ダイヤルで調整できた。
こっちの方が軽量化なんだろうか、、
バックル止めも、以前は「丸型」から「台形」に進化した。

(左)新・(右)旧
スチールプレートも、進化した。
以前は、不意に外れたりするのでビニールテープで固定していた。
現行は、靴でプレートを抑えるために外れることは無いだろう。
雪山へ行く前に・・・
自分の靴をフィッティングする!!(重要)


①バインディングのフィッティング
ヒールレバーを靴にセットすると、 靴は前方へ押し出される。
その際、 サイズ調節穴の選択を穴一個分、 小さ目にすると適正なフィッティングになる。

②ベルトの長さを調節
靴を履いた状態でアイゼンを装着する。
バックルを締め、約 15~20cmベルトを残し余分なベルトを切り捨てる。

③切断面がほつれない様に、 ライターの熱で溶かす
メンテナンス

ヤスリ
自分は鉄ヤスリで、研ぐ。
厳しい山行なら、携帯用のヤスリを持って夜とか研いでいた。
前爪が命で、石の結晶に掛かるか掛からないかで登れるか登れないか左右される。
なので研いで損は無いと思う。
トキントキンの前爪は、自分にも相手にも危険なので注意して取り扱いたい。
あと電動グラインダー研削は、熱が入るので止めた方が良い。
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クランポンケース

アイゼンケース
以前は、グリベルのケースに入れていたが手放した。
今は、アライテントのアイゼンケースに入れて携行している。
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使ってみて
↑この時使うと思い、買ったんだが・・・
使わなかった(笑)
折角途中まで書いたのに。。
また使用した時に、更新しようかなと思っている(来年か?)。
しかしながら厳しい雪山へ行かなくなった昨今、爪の配置・長さによる違いがどれほどアイゼンワークに影響するか実際分からないと思う。
ただ言えることは・・
他のブランド使ったこと無いから、耐久性や信頼性や使用性は比較できない。
いつもコスパを考えるけど、雪山に関してアイゼンの爪で命を落としかねない。
グリベルのアイゼンは、色んな種類使ってきて壊れたことないし不満が無かった。
アイゼンに関して絶大な信頼をしているのは、「グリベル」と言いたい。
結び
久々グリベルのアイゼンを買い替えた。
これでまた安全に、雪山へ行ける。
最初は爪が尖り過ぎで、ズッコケないように注意したい(笑)
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