紀伊半島の台高山脈を歩いてきた。
今日は紀伊半島の台高山脈を縦走してきた。
— NR (@NRMeizin) June 1, 2025
朝は曇りだったけど、昼から晴れてきた。
誰にも会わず静かな稜線で、とても良かった。
久々20キロ超える歩きは、疲れた… pic.twitter.com/Hgcp6I7Wl3
ルート

距離:21.2km(+2279m)
ルート:迷岳登山口P-飯盛山-迷岳-大熊の頭-白倉山-江股ノ頭-池木屋山-霜降山-宮ノ谷P
過去の備忘録
↑3ヶ月前に池木屋山を歩いた。
そこから東尾根を辿り迷岳までの稜線を歩きたくて、今回歩くことになった。
前回の山歩き
↑2か月振り、ロングコースを歩く。
しかしながら、冬装備ではなくて無雪期装備だから軽いのが救いかな。
今日の装備

【無雪期の山歩き装備】
ザック :ルルイパック23(モンベル)
靴 :クラッグホッパー(モンベル)
ストック:U.L.フォールディングポール(モンベル)
ウェア :WICライト ロングスリーブシャツ(モンベル)
パンツ :ペダリングショーツ ライト(モンベル)
座布団 :Zシート(サーマレスト)
熊鈴 :トレッキングベル スクエア(モンベル)
水筒 :山専用ステンレスボトル FFX-501(サーモス)
浄水器 :ソーヤー(SAWYER) ミニ SP128
ツエルト:ファイントラック ツエルト1
【水】
水分:2.5L
消費:2.0L
浄水器は出番なし。
というか水場が、稜線上ない。
(稜線から下りて行けばあると思うけど、水無くならないと思い通過)
【登山者】
誰とも会わなかった。
鹿・猪は見た。
【トイレ・避難小屋】
なし
【電波】
不明(恐らく、圏外だらけと思われる)。
時間的にギリギリなので、スマホ見ていない。
【ルート】
迷岳登山口~迷岳:ルートは明瞭。岩稜が偶にあるので注意が必要。
迷岳~大熊谷の頭:ルート明瞭。
大熊谷の頭~池木屋山:ルート不明瞭箇所多い。
池木屋山~宮ノ谷登山口:ルート明瞭。
スタート(293m)

迷岳登山口
スメールの奥にある

↑14/7/13 唐谷川
11年振りここに来たかな。
登山口から、ヒルが凄いイメージあったけどこの日は居らず一安心。
(友人は、ヒルに吸われていた。。)

急登
この界隈の沢行ったから大体想像していたけど、急登が延々とつづく。。
涼しいのが救いだな。

木々の隙間から塩ヶ瀬の集落を見下ろす

岩場
ちょいちょい岩場がある。
一応トラロープある。

ツツジ

飯盛山 北峰(809m)

岩場

飯盛山(930m)
眺望は無い。

唐谷分岐
ここから唐谷林道へ行けるみたいだ。
自分は、迷岳へ向けて登って行く。

シャクナゲのトンネル
GWとかだったら花咲いて良かったかもしれないな。

ブナ
標高を上げると雲の中へと入ってきた。
ブナの森は、霧で幻想的で綺麗だ。
迷岳(1309m)
三重県飯高町(現 松阪市)と多気郡大台町(旧宮川村)の境にある山。
高見山地の山では主峰・高見山より高く、池木屋山に次ぐ。
しかし、周辺には白倉、古ガ丸、池木屋といったよく似た山々が重なり、山麓からは見分けにくい。
“迷岳”とはよくも名付けたりで、山は尾根や谷が複雑に絡み合い、ルートはもとより、山頂さえも気づかずに通り過ぎてしまうような山である。
(参照:山と渓谷社より)

山頂
霧も相まって全く眺望ない。
雨が降ったり止んだりで、雨具パンツも履く。
稜線は風が強く、肌寒い。

大熊三山
迷岳・古ヶ丸山・白倉山を「大熊三山」と言うみたいだ。
大きな熊が居るんか(笑)
この界隈の山名は、迷いや大熊などマイナスイメージが強いな。

二重稜線
山頂から少し下った所が風弱い為、小休止する。

口迷岳方面の道標

シロヤシオ
終わりかけだが、雨風にもめげず頑張っている。

眺望が開けるが、雲の中。。

森がいい
大熊谷の頭(1190m)

看板は無くて、テープに書かれた山名

ガクウツギ

南亦(みなみまた)山方面が見えているんかな??

全然分からない山域だ。
その奥には、熊野灘が見えている。
台高山脈の主稜線だけ雲が掛かっている感じだ。。

振り返る
大熊谷の頭(左)・迷岳(右)
雲に隠れる迷岳。

偶に道標がある(手書き)

P1188「天山」??
ピークに消えかけの道標がある。
白倉山(1236m)

山頂
眺望良い山頂みたいだが・・・

雲の中。。。。
北がブッシュのお陰で風が来ないから小休止する。

薄っすら見えてきた
それでは先へ進む。

正面は「仙千代ヶ峰(1099m)」

熊野灘が良く見える

方向を失いやすい
久々ピンクテープを見た気がする。
地形図見て無いと、ほんと迷いやすい尾根。
コンパスで方角確認しながら進む。

キャンプ適地
白倉山から眺望開ける場所多いし、平らな場所が多い。

宮川貯水池(中央)が薄っすら見える

ツツジ
稜線は強風で、何十枚と撮影して何とかピントが合った。。

野江股の頭
登る山が、目の前に見えてきたよ。
こうじゃないと歩き甲斐がないよな。

稜線歩いてて、偶にくる岩峰

仙千代ヶ峰方面

遠くに大台ケ原が見えているっぽいぞ

キャンプ適地だな

ナンノキ平からの尾根との分岐

晴天
さっきまでの天気は。。

仙千代ヶ峰方面
今日一番の天気だ!

ブナ・ヒメシャラがいい
野江股ノ頭(1269m)
2011年6月に来て以来、14年振り。
その時は、野江股谷を遡行後このピークを踏みナンノキ平経由で下山した。



↑当時の写真
帰宅後見たけど、何の記憶も無かった。
防水カメラとか無くて、ガラケーで撮影していた。

山頂

三角点

シロヤシオ

落花もまたいい

慰霊碑

仙千代ヶ峰方面
いいね~~。
ルートロス

天気良く高揚し、ルーファイを怠りルートロスをした
ここで20分のロスをしてしまった(猛省)
眺望が良かった地点から進む方向を誤った。
滝見尾根(勝手に命名)を辿ると、宮ノ谷出合に下りる。
現在廃道だが、とても明瞭な尾根道だ。
それに誘われ主稜線との分岐を見逃す。
歩いてくと現れた看板に、滝見台と書いてあった。
恐らく風折滝(宮ノ谷)を見下ろす尾根かなと。
あれ、そんなの無いだろうで現在地を確認したら違う方向へ進んでいたことに気づいた。
300m進む中で地図見ていたけど、整地しなかった。。
取り敢えず来た道を戻る。

ケルン
分岐にはケルンがあった。
ピークを巻くように歩いてしまったのが駄目だったな。。

激下り(見上げる)
ここの下りが一番緊張したな。

池木屋山(右)が見えた
岩壁になっている。
ここは水越手前。
50mの程の岩壁は右から簡単に巻ける。

東尾根に乗る

歩いてきた迷岳(奥)が見えた

オオセンチコガネ
糞ころがしをしている。

ブナ
大きなコブがまたすごい。

仙千代ヶ峰方面
山が深いな。
歩いてきた東尾根も良いね。

杉が多いな

杉枯れか・・
台風とかで倒れたのかな。

東尾根がいい

振り返る
迷岳が見えている。

ブナの緑がいい
あと少しで山頂だ。
池木屋山(1395m)

山頂へ到着

眺望は無い
前回同様、南側の展望所で小休止をする。

展望所より大台ケ原方面
薄っすら見える。
3時間弱掛かるのでのんびりはしてられない。
それでは下山しよう。(16:30)

湾曲するブナ

緑の稜線もいい
前回残雪期だったから芽吹いても無かった。

雨粒

池
山頂直下の池(徒歩3分)。
山の名前のもととなった池。
以前ここに小屋があったことから、「池小屋山」と呼ばれるようになったみたいだ。
なぜか現在は、「小」⇒「木」になっている。

二重稜線
気持ちが良い稜線だ。

シロヤシオ
池木屋山が今日一番標高高いから、シロヤシオも沢山残っている。

紅白落花
これもまたいいね。

歩いてきた稜線を振り返る
奥から「迷岳」「大熊谷の頭」「野江股の頭」からの廃道尾根が、一望できた。
霜降山

山頂
北方面の眺望が開けている。

三峰山方面が薄っすら見える

迷岳~東尾根まで見えている

池木屋山(右)

湾曲ブナ

P1222(緊急用ヘリポート)
ここから今日歩いてきた稜線が見渡せれる!!

水越~東尾根も見える
池木屋山も見えたら最高だったけどね。

ヒメシャラ

コブシ平
木材搬出ワイヤーの残骸

夕日
もうすぐ日の入りだな。

陽が落ちると暗くなってきた

猛獣ネット
出入口分かりづらいけど、最近来たのでもう忘れない。
(看板の奥に、出入り口あり)

モノレール沿いに下る
雨でズルズルかと思ったけど、問題無かった。
緑シーズンは、眺望が無いな。

東尾根(正面)・野江股の頭から廃道の尾根(左)

迷岳(右奥)
夕方になって、天気良くて嬉しいね。

ジギタリス
モノレール周辺がとても多かった。

杣道
下山。

猪
熊か??と思ったら、猪だった。
相変わらず林道やダム周辺は、鹿が多かった。
逃げて行くけど、崖を駆け上がるから落石が怖い。。

井村屋株式会社 めぐるるの郷
なんかお洒落な建物。
登山口横にある。
日本では珍しい硬水の、採水場。
結び
目まぐるしく天気が変わる一日だった。
風が冷たく寒いと思いきや、晴れたら暑いし(笑)
何はともあれ、静かな台高支脈を歩けたことに感謝。
ありがとうございました。