2025年の夏休みは、知床半島の先端とクワウンナイ川へ行くので書いていこうと思う。
過去の夏北海道備忘録(22年-24年)
↑2024年の夏休み
利尻・礼文・稚内を満喫した。
利尻山や礼文西海岸の山歩きや、稚内のグラベルを走ったりした。
↑2023年の夏休み
「道北スーパー林道」をはじめ、「道東」や「ニセコ」や「千歳」のグラベルを走った。
あと「斜里岳・雌阿寒岳・旭岳・羊蹄山・樽前山」を歩いた。
↑2022年の夏休み
タイトル通り、北海道を一周していた。
過去の3回は、自転車と山歩きだった。
今回は、山歩き一本に絞った。
今回は・・
「知床岬」と「クワウンナイ川」で、北海道を味わう。

前半は、「知床半島先端の知床岬」に行くことにした。
そこまでの行程が容易ではない。
基本的に岩礁帯の海岸を歩くため、満潮時には岩礁が水没し通過できないこともある。
潮位を見ながら計画を立てることが重要だ。
行程にヘツリや高巻きや藪漕ぎや巨岩帯などが立ちはだかる。
そこで、沢登りの技術が役立つ。
そんなかんだで、最近沢登りばかり毎週行って心技体を磨いていた。
あとは、ヒグマの生息地。
十二分に気を付けたい。

後半は、百名山でもある「トムラウシ山」へ突き上げるクワウンナイ川。
北海道を代表とする川で、滝ノ瀬十三丁(約1.5km)の滑床を歩ける川でもある。
ここも沢登り装備で向かう。
日程
2025年8月8日(金)~8月16日(土)・・9日間
8日=移動日
9日~11日=知床岬
12日=移動日
13日~15日=クワウンナイ川(トムラウシ山)
16日=移動日
ざっと計画は、こんな感じ。
天気を鑑みて、臨機応変に変更していこうと思う。
潮汐表(知床岬)

事前に干潮時刻を把握しておきたい。
登山届・入林届(クワウンナイ川)
「警察署に登山届」と「国有林への入林届」を提出するとのこと。
↑サイトに飛び、届けを提出した。
※入渓する10日前までに提出なので注意が必要
千歳空港から知床半島までアクセス
先ずは、セントレア空港から千歳空港へ飛ぶ。
千歳空港から相泊漁港まで、レンタカーを借り約450km(約6時間)。
知床岬後は、車で旭川まで向かう。
トムラウシ山下山後は、千歳空港へ戻る。
気温
知床岬は、暑いと思うが・・・
トムラウシ山は、8月でも涼しい(寒い)。
山頂(2.141m)の気温は、8月の平均気温12度、最低気温5℃。
本州の3.000m峰と同じくらいの気温帯になる。
装備

【登山ギア類】
サブザック :ウルトラSIL デイパック(シートゥーサミット)
靴 :トレールウォーカー(モンベル)
ストック :U.L.フォールディングポール(モンベル)
ヘッデン :アクティックコア(ペツル)
カメラケース :コンパクトカメラケース(モンベル)
【沢登りギア類】
ザック :CA 45/55(ミレー)
ヘルメット :グリベル
沢靴 :TXキャニオン(スポルティバ)
ハーネス :マウンテンダックス
ビレイデバイス:ルベルソ5(ぺツル)
ビナ・スリング:適宜
バイル :ゴルジュハンマー(ロックテリクス)
ロープ :20m×1本
【登山衣類】
グローブ :軍手
ソックス :メリノウール トレッキング ソックス 靴下(モンベル)
ベースレイヤー:ドラウト エアジップネック(ファイントラック)
タイツ :クールコア 冷感 レギンス(ワークマン)
帽子 :ODハット(モンベル)
【沢登り衣類】
グローブ :軍手
:指切りネオプレ手袋(キャラバン)
:フルネオプレ手袋(キャラバン)
ベースレイヤー:冷感 クライミング 長袖 Tシャツ(ワークマン)
ドライレイヤー:ベーシック(ファイントラック)
ハーフパンツ :水陸両用ショートパンツ(ワークマン)
インナー :ベーシック(ファイントラック)
タイツ :沢服(ファイントラック)
バラクラバ :クールシールド・デオ バラクラバ(寿ニット)
ソックス :ネオプレンソックス(キャラバン)1mm
帽子 :ジェットキャップ(ワークマン)
スパッツ :沢スパッツ(キャラバン)
雨具 :モンベル上下
【寝具類】
テント :ステラリッジ2(モンベル)
シュラフ :150(イスカ)
シュラフカバー:モンベル
インナーシーツ:シートゥーサミット
インナーマット:アルミマット(ダイソー)
グラウンドシート :モンベル
マット :FPマット100(エバニュー)
張り綱
【寝間着】
インナー :ドライレイヤーウォーム上下(ファイントラック)
ハーフパンツ :スカイトレイルブレスショーツ(ファイントラック)
保温着 :ポリゴン2UL(ファイントラック)
靴下 :厚手靴下(モンベル)
ネックウォーマー :ナルー
ニット帽 :ストレッチエクセロフト ワッチキャップ(モンベル)
【火器類】
ガスヘッド :ジュニアコンパクトバーナー(iwatani)
コッヘル :純チタン(スノーピーク)
カトラリー :FD先割れスプーン(ユニフレーム)
ガス缶 :現地調達
コップ :折り畳みコップ(シートゥーサミット)
【その他】
カメラ :TG-6(OLYMPUS)・スマホ(pixel8a)
スマホケース :アザーサイド
モバイルバッテリー :10.000mAh (Anker Nano Power Bank)+10.000mAh
防水バック :ドライバック10L(オルトリーブ)・ドライサック20L(シートゥーサミット)
GPS :Etrex32X
タオル :ナノタオル(ファイントラック)
手動浄水器 :ミニ SP128(ソーヤー)
電動浄水器 :電動式携帯浄水器「GS-2801」(Greeshow)
予備電池 :エネループプロ
腕時計 :カシオプロトレック
日焼け止め :アネッサ・リップクリーム
股ズレクリーム:プロテクトJ1
熊鈴 :熊鈴/トレッキングベル スクエア(モンベル)
水筒 :山専用ステンレスボトル FFX-501(サーモス)
サングラス :クロスリンク・フラック(オークリー)
制汗シート :メンズビオレ
洗面道具 :歯ブラシ
薬 :痛み止め・下痢止め
快眠グッズ :アイマスク・耳栓
ヘッドセット :YYK-520(Boytond)
プラボトル :ウォーターキャリー1.5L (エバニュー)
ゴミ袋・ライター・テーピング・登山地図・カメラ三脚・虫よけスプレー・簡易工具・携帯ラジオ
【レンタカー・その他】
ETCカード
シガーソケット2口USB
免許証
ペコマカード
健康保険証
お風呂セット・髭剃り
基本、沢登りテント泊装備。
濡れても良いようなウェアと、防水パッキング。
そしてトムラウシの下山が長いから、登山スタイルもプラスしつつな装備。
携帯電波は、もちろん圏外(知床岬・クワウンナイ川)。
携帯ラジオを持って行く。

食糧
ヒグマ対策として、フリーズドライ食品にする。

行動食
1泊2日は500mlのナルゲンだったが、行程が2泊3日なので1.000mlのナルゲンに行動所を詰めた。
飛行機

今回は、登山だけの飛行機旅となる。
いつもなら自転車あって飛行機輪行なので、色々と厄介でもある(運搬・収納・荷物預ける等)。
自転車無いので、気は楽である。

キャリーケース
沢ザックだと汚いし臭くなるしで、キャリーケースにザックを入れて行くことにした。
約60Lザックを入れようとすると、それなりの大型キャリーケースが必要となる。
今回は、姉家より借りることが出来た。
キャリーケース「20kg」超えた分は、アルパインパック「10kg」に詰め込んでいく。
身の回りは、ショッピングバックに入れて行く。
・機内持ち込み手荷物
ライター
モバイルバッテリー
ヘッドライト
電動浄水器
スマホ
デジタルカメラ
財布
鍵
・お預け手荷物
沢バイル
工具類
・機内持ち込み、お預けがダメな手荷物
ガス缶
熊スプレー
熊スプレーのレンタル
熊スプレー等は、飛行機での持ち込みが禁止されている。
なので「現地調達して使用後自宅へ送る」か「レンタル」になる。
①モンベルなどでも熊スプレーをレンタルしてくれる。
ただ直前(前日)だと、無理に近い。。。
道内検索してくれたが、繁忙期だとレンタル商品は無いと言われた。
予め予約しておく方が良いと思う。
②ルサフィールドハウスは、熊スプレーのレンタルがある。
こちらは、前日に電話したら有るとの事。
予約は承っていないので、当日現地にて借りれる。
③トランジット東川も、レンタルがある。
直前でも、レンタルを快諾してくれた!!!
浄水器

北海道の川は「エキノコックス」という、キツネによって媒介される原虫で汚染されている。
本州だと問題無く、浄水器はミニ SP128(ソーヤー)で過ごしている。
今回は手動のソーヤは浄水力に不安なので・・

電動式携帯浄水器「GS-2801」(Greeshow)
電動浄水器を持って行くことにした。
粒子、赤サビ、大腸菌、コレラ菌などの雑菌や原虫嚢子、沈殿物などを99.9999%除去する性能を国内水質検査機関で実証済み。
嵩張るし重くなるけど、致し方ないな。
結び
いつもながら味わい尽くす、旅にしたい。
家族に感謝し、行く先々での景色や人との出会いが楽しみだ。