クワウンナイ川を遡行し、トムラウシ山へ行ってきた。
8日目。
— NR (@NRMeizin) August 15, 2025
トムラウシより下山。
晴れを期待したけど、ずっとトムラウシ山頂はガスだった…
昨晩ヒサゴ避難小屋で泊まった。数人しか居らず快適だった。
今日は下山日。生憎ガスってるけど、時折雄大な台地が見えて嬉しい。 pic.twitter.com/V63g89Fg6C
8日目。
— NR (@NRMeizin) August 15, 2025
大雪山から下山。
森に癒されながら下っていく。
下山途中、羽衣滝が見えて落差270mで道内最大みたいだ。とても立派だ。無事駐車場へ戻る。
そして東川のトランジットに熊スプレー返却した。見慣れないザックが置いてあり、ご主人が丁寧に説明してくれた。
天人峡温泉付近は、21℃で涼しいね。 pic.twitter.com/iN9XKVSk8s
前回からのつづき
↑準備編
↑盆休み前半が、知床岬トレッキングをしてきた
盆休み後半は、クワウンナイ川を遡行する。
↑2日目を終え、3日目を迎える
行程

日程 :3日間(2025年8月13日~15日)
メンバー:2人(自分含め)
距離 :37.1km(+2372m、-2371m)
電波入au:日本庭園周辺・第一公園周辺
ラジオ電波:二俣=AM「×」FM「〇」、避難小屋=AM「×」FM「×」
避難小屋:ヒサゴ沼避難小屋
テント場:指定テント場(ヒサゴ沼)
トイレ :ヒサゴ沼避難小屋横
水場 :クワウンナイ川は源頭まで水場
:ヒサゴ沼の雪渓
ルート :1日目(13.1km):天人峡Pー(クワウンナイ川)ー二俣(1400m地点)幕営
:2日目(9.6km):二俣ー源頭ー日本庭園ートムラウシ山ーヒサゴ沼避難小屋
:3日目(14.2km):避難小屋ー化雲岳ー天人峡P
登山者 :縦走路・トムラウシ山頂・避難小屋登山者あり
:クワウンナイ川、誰にも会わず
宿泊14日:ヒサゴ沼避難小屋(関東3人PT・堺のソロ・道内の沢屋さんソロ・外国人のソロ)
宿泊14日:ヒサゴ沼キャンプ場(外国人ソロ)
ヒグマ :なし
キタキツネ :なし
エゾシカ:なし
ヒル :なし
※ヒサゴ沼避難小屋宿泊13日は、大盛況で満員御礼(小屋定員32人)だったみたいだ。
登山道整備関係者・ツアーの団体など居たみたいだ。
ヒサゴ沼キャンプ場も、大学生のサークルなどで20張程あったみたい。
14日は、次の日天気悪いせいか小屋もキャンプ場もガラガラだった。
コースタイム
8/13 1日目
05:30(580m)清流橋 クワウンナイ川
06:20(586m)ポンクワウンナイ川出合 入渓
07:00 淵①
09:10(783m)二俣
10:00 淵②
10:30(876m)二俣
12:00(976m)カウン沢出合
13:05 魚止め滝
14:00(1167m)二俣
15:00 ハング滝①
15:50(1366m)二俣
16:00(1400m)幕営地
8/14 2日目
06:15(1400m)入渓
06:50(1580m)ハング滝②
08:15(1650m)源頭
09:15~09:45(1850m)縦走路合流
09:45(1850m)トムラウシ山へ出発
10:50~11:30(2141m)トムラウシ山頂
14:15(1690m)ヒサゴ沼避難小屋
8/15 3日目
05:40(1690m)ヒサゴ沼避難小屋
06:45(1954m)化雲岳
10:00(1317m)第一公園
13:00(617m)化雲岳登山口
3日目 ヒサゴ沼避難小屋

朝食
卵雑炊。
北海道に来て、一番寒い朝だった。
ヒサゴ沼避難小屋の標高は1700mくらいだから、本州でいう2700mと同じくらいだからね。
朝4時頃、関東3人PTはトムラウシ山へ向け出発された。
その後起きて、準備をしはじめる。
今日3日目は下山だけなので、ゆるゆるモード。
丁度堺の方も起きられ、談笑しながら朝を過ごす。
堺の方は、今日は南沼テン場までだからゆっくり出るそうだ。

お花畑
ガスガスの中、歩いて行く。
化雲岳(1954m)

山頂へ到着
風が強い。。
↑写真じゃ分からないから、動画撮った
風が強いので写真撮って直ぐ退散。

化雲岳を振り返る

忠別岳(中央)が見えた!!

クワウンナイ川が見下ろせる

ポン沼
凡忠別岳(中央)が見える。
忠別岳(右)界隈は、優雅な山容だな。
逆は、小化雲岳(ポンカウンダケ)。
ガスガスで写真無し。
小=ポン(アイヌ語) と呼ぶ。
ここに来るまで、「コカウンダケ」と思っていた(笑)
ポンは、小さいという意味。
思えばここからクワウンナイ川へ流れる支川は、「ポンクワウンナイ川」と書いてあったな。

基本的にガスの中。。
偶に雲が取れてくれるのが、とても有難い。

熊笹が高く視界が悪くなってきた

お陰で、ハーフパンツはびしょ濡れ。。
沢スパッツしていて、汚れも防いでくれ寒くも無いし有難いな。

下界は晴れている
山の上だけ雲に覆われている。

ドロドロ地帯も所々ある
元々靴汚れているし、気にせず歩いて行く。
第一公園

木道
お花畑の真ん中に木道が横切る。
熊の気配や糞など見ていないけど、視界が開ける所は安心。
ここが公園みたいだ。
公園という名が付いているから、ベンチとか展望所とかあるんかなと思ったけど皆無だった(笑)
そんなかんだで、大休止をする。
今日は避難小屋出てから、誰にも会っていない。
この天人峡登山道も、誰も居なかった。
こんな天気だから、人も居なかったのだろうか。。
(静かな登山道で良いけど)

ダケカンバ・トドマツ・エゾマツが多い
森に癒されながら高度を下げて行く。
羽衣の滝(270m)

羽衣の滝
途中横を見ると、大滝が見えた!!
大きな滝だな~~~。
よく見える所で立ち止まる。
(この下に展望所・ベンチある)
羽衣の滝は、「日本の滝百選」にも選ばれた名瀑。
約270mと、北海道で最も高い落差を誇る。

巨木のブナを発見
良い森だな~。
とても歩きやすい。

展望所より羽衣の滝を望む
七段の滝が支川と合流する感じが、またいい。
雰囲気が、称名滝とハンノキ滝に似てるな。
ここにはちゃんと「ベンチ」があった。
さっき公園で休んだし、滝がチラッと見えたとこでも休んだし、スルーした。
天人峡

登山口
無事下山した。
清流が流れる。
駐車地に着き、片づけをする。
濡れたテントなどを広げ乾かす。
そして片付けが終わり車に乗り込むと・・・

通り雨
いや~~良かったな。
天人峡を観光していた方々は、びしょ濡れで駐車場へ戻ってきていた。。。

天女の足湯

駐車地の片隅にある足湯
雨が止んで、しばし足湯に浸かる。
ツーリングしに来ていた地元の方と、談笑しつつ足湯に浸かる。
足だけだが、とてもさっぱりした。
出会った花

クモマユキノシタ

ウスユキトウヒレン

チシマノキンバイソウ

チングルマの綿毛

ヨツバシオガマ

タカネトウウチソウ

エゾコザクラ

イワギキョウ

コマクサ

ウメバチソウ

メアカンキンバイ
多くのお花を愛でることができた。
時期的には遅いけど、お盆休みならではのお花を見ることができた。
クワウンナイ川~トムラウシ山 まとめ

【登山ギア類】
サブザック :ウルトラSIL デイパック(シートゥーサミット)
靴 :トレールウォーカー(モンベル)
ストック :U.L.フォールディングポール(モンベル)
ヘッデン :アクティックコア(ペツル)
カメラケース :コンパクトカメラケース(モンベル)
【沢登りギア類】
ザック :CA 45/55(ミレー)
ヘルメット :グリベル
沢靴 :TXキャニオン(スポルティバ)
ハーネス :マウンテンダックス
ビレイデバイス:ルベルソ5(ぺツル)
ビナ・スリング:適宜
バイル :ゴルジュハンマー(ロックテリクス)
ロープ :20m×1本
【登山衣類】
グローブ :軍手
ソックス :メリノウール トレッキング ソックス 靴下(モンベル)
ベースレイヤー:ドラウト エアジップネック(ファイントラック)
タイツ :クールコア 冷感 レギンス(ワークマン)
帽子 :ODハット(モンベル)
【沢登り衣類】
グローブ :軍手
:指切りネオプレ手袋(キャラバン)
:フルネオプレ手袋(キャラバン)
ベースレイヤー:冷感 クライミング 長袖 Tシャツ(ワークマン)
ドライレイヤー:ベーシック(ファイントラック)
ハーフパンツ :水陸両用ショートパンツ(ワークマン)
インナー :ベーシック(ファイントラック)
タイツ :沢服(ファイントラック)
バラクラバ :クールシールド・デオ バラクラバ(寿ニット)
ソックス :ネオプレンソックス(キャラバン)1mm
帽子 :ジェットキャップ(ワークマン)
スパッツ :沢スパッツ(キャラバン)
雨具 :モンベル上下
【寝具類】
テント :ステラリッジ2(モンベル)
シュラフ :150(イスカ)
シュラフカバー:モンベル
インナーシーツ:シートゥーサミット
インナーマット:アルミマット(ダイソー)
グラウンドシート :モンベル
マット :FPマット100(エバニュー)
張り綱
【寝間着】
インナー :ドライレイヤーウォーム上下(ファイントラック)
ハーフパンツ :スカイトレイルブレスショーツ(ファイントラック)
保温着 :ポリゴン2UL(ファイントラック)
靴下 :厚手靴下(モンベル)
ネックウォーマー :ナルー
ニット帽 :ストレッチエクセロフト ワッチキャップ(モンベル)
【火器類】
ガスヘッド :ジュニアコンパクトバーナー(iwatani)
コッヘル :純チタン(スノーピーク)
カトラリー :FD先割れスプーン(ユニフレーム)
ガス缶 :現地調達
コップ :折り畳みコップ(シートゥーサミット)
【その他】
カメラ :TG-6(OLYMPUS)・スマホ(pixel8a)
スマホケース :アザーサイド
モバイルバッテリー :10.000mAh (Anker Nano Power Bank)+10.000mAh
防水バック :ドライバック10L(オルトリーブ)・ドライサック20L(シートゥーサミット)
GPS :Etrex32X
タオル :ナノタオル(ファイントラック)
手動浄水器 :ミニ SP128(ソーヤー)
電動浄水器 :電動式携帯浄水器「GS-2801」(Greeshow)
予備電池 :エネループプロ
腕時計 :カシオプロトレック
日焼け止め :アネッサ・リップクリーム
股ズレクリーム:プロテクトJ1
熊鈴 :熊鈴/トレッキングベル スクエア(モンベル)
水筒 :山専用ステンレスボトル FFX-501(サーモス)
サングラス :クロスリンク・フラック(オークリー)
制汗シート :メンズビオレ
洗面道具 :歯ブラシ
薬 :痛み止め・下痢止め
快眠グッズ :アイマスク・耳栓
ヘッドセット :YYK-520(Boytond)
プラボトル :ウォーターキャリー1.5L (エバニュー)
ゴミ袋・ライター・テーピング・登山地図・カメラ三脚・虫よけスプレー・簡易工具・携帯ラジオ
・装備類に於いて
なんら問題無く過ごせれた。
・ザック(ミレー55L)
2泊3日の行程だと、知床岬同様ギリギリの大きさだった。
70Lくらいのザックが良いかなと感じた。
・熊
熊の糞なども、見なかった。
熊スプレーも借りたけど、使わず済んだ。
「虫除けスプレー・虫除けヘッドネット」を持っていたけど、虻など皆無だった。
・幕営地
クワウンナイ川は出合(二俣)毎に、幕営適地を見た。
なので困ることは無いと思う。
結び
のんびりと山やお花や森を愛でながら、下山することができた。
3日間大きく天気が崩れることなく、無事に下山出来て良かった。
雄大な景色の大雪山を、次回は縦走してみたいな。