【山歩き】樽前山(9日目)「地球の息吹」

2508知床岬・クワウンナイ川

樽前山を歩いてきた。

前回からのつづき

↑準備編

↑盆休み前半が、知床岬トレッキングをしてきた

↑盆休み後半はクワウンナイ川を遡行した

今日が最終日、千歳空港の近くでお手軽に歩ける樽前山へ行った。

前回の樽前山

↑2年前も、北海道旅の最終日樽前山へ来た。
その時は暴風雨で、何も見えなかった。。

2年前の夏 撮影

今日はどうなるんだろうか・・・

行程

樽前山とは・・

・支笏湖の、南東に位置する樽前山(たるまえさん)。
・プリンのような形をしたユニークな溶岩ドームが特徴で、標高1,041mの活火山。
・7合目の駐車場から、約60分で頂上(東山)に着くことができる。
・高山植物や支笏湖・太平洋の雄大な景色を堪能できる。
・本格的な登山を、身近に楽しめる山として多くの方から親しまれる。
・約9000年前の噴火で形成されたカルデラに、さらに噴火を繰り返して中央部に溶岩ドームが盛り上がった「三重式火山」。
・外輪山は、このうち約4000年前の噴火(1739年の噴火)によって形成された火口の縁の部分を指します。
・山名はアイヌ語のタオロマイで、「川岸の高い所」。

距離  :7.4km(+600m)
ルート :7合目-樽前山(東山)-反時計回り-西山-7合目
トイレ :7合目登山口にあり
水場  :なし
避難小屋:なし
登山者 :とても多い
猛獣  :なし
駐車場 :満車で係員の方が居られる。(かなり下から歩いている方も居る)

スタート

7合目 駐車場

夜明け前から車が続々と上がってきて、歩かれる方が多かった。
日の出はどうでも良い(長旅で疲れ)から、のんびりと朝食を食べてスタートする。
車を出て、駐車場から素晴らしい景色が広がる(既にテンションMAX)。
2年前はガスガスで、それどころじゃなかった。。

振り返ると・・・

支笏湖がどーーんと見える!!

そして7合目登山口駐車場も眼下に見える。
スタートして10分でこれは、ズルい(笑)

日高山脈

北海道の背骨とも言われる。
狩野峠より襟裳岬まで南北に、約150km貫く山脈。

昨日歩いていた大雪山

中央に小さく見える、三角の山が旭岳。
ここから約160km離れている。
昨日はガスって見えなかったけど、今日は大雪山歩けば気持ち良いだろうな。

何度も振り返ってしまう大雪山

クワウンナイ川からトムラウシ山歩いたけど、近過ぎて大きさなんて分からない。
ここから見ると、山が大き過ぎて自分が歩いた場所なんてちっぽけだな。。

東山

溶岩ドーム(右)、西山(左)

登山口から歩きはじめ外輪山に立つと、この景色。
すごい迫力。
先ずは東山へ(反時計回り)歩きはじめる。

東山への登り

前回もそうだが、ここは風が強いんだな。
寒くて雨具を羽織る。
殆どの方は、半袖。。
寒く無いのか。
道民の方は、寒さに強いね(笑)

東山へ到着

溶岩ドームの右に、羊蹄山(綺麗な三角錐)が見える。

↑2年前に、羊蹄山は歩いている。

今日の自分

休憩マット・湯沸かしセット・水分・雨具のみ。
クワウンナイ川・知床岬にて、フル装備で歩いていたから今日はほんと軽い。
(湯を沸かしてのんびり珈琲タイムしようとしたら、ガス缶忘れ撃沈。。。ただのお荷物となる)

座った時に、石を持ち上げると「軽石」だった。
この山は、西から東に風がよく吹く。
昔に噴火した際、風により東山周辺は軽石が多く見られる。

大雪山(右奥)

朝よりやや見辛くなる。
7合目駐車場が遠く見える。
外輪山を反時計回りに歩く。

北山(中央)・風不死岳(ふっぷしだけ・右)

樽前山の火山と違い、青々とした風不死岳。
左奥には、三角錐の羊蹄山。
標高1000m位だけど、この景色はいいね。
(地元の鈴鹿山脈とえらい違いw)

外輪山歩く方で、北山(外輪山から外れる)まで歩かれる方も多い。
しかしながらそこまでの体力が残ってないのでパスする。

火砕流の跡が色濃く残る

北山へと走って行かれるトレランの方

樽前山歩いてたら、すれ違う方々みんな元気よく挨拶してくれる。
とても気持ちが良い山だな~。

北山分岐

溶岩ドーム

逆光。。
真っ黒です。
この辺りが、溶岩ドームに一番近付くことが出来る

噴気孔が見える

西山

西山

外輪山分岐より一登りすると、西山へ着く。

西山よりの眺望①

溶岩ドーム(右)、支笏湖(中央)、北山(左)、風不死岳(左奥)。
歩いてきた外輪山も見えて、最高だな。
大雪山は、溶岩ドームで見えない。

西山よりの眺望②

溶岩ドームの右に、東山が見える。
これから歩く外輪山も見渡す。

西山よりの眺望③

東北の山々も見える

西山より眺望④

羊蹄山(左)と支笏湖。

西山には、国土地理院のGPSや北海道開発局の監視カメラが設置されている。
お陰で風が遮られ、眺望を楽しみながら大休止させていただく。

樽前山神社奥宮(南)

再び歩きはじめる

太平洋が眺めながら歩く。
外輪山の中でも、この辺りが一番標高低いから雨の降った日はここら辺から水が流れるみたいだ。
覚生川(オボッブガワ)の源流。

溶岩ドーム

噴気に含まれる硫黄で黄色く見える

樽前山神社奥宮

とても綺麗。
令和4年に改修工事したばかりみたいだ。

東山が近づいてきた

東山の手間で、外輪山を一周となる。

西山(左)

朝撮影

陽が昇り朝見た時と、違う山に見える
溶岩ドームを色んな角度から拝め、とても良いね。

下山

それでは下山をする

外輪山から7合目登山口へ下りはじめる。
右奥には、大雪山も見えている。

支笏湖と風不死岳(左)

現在8時半。
多くの登山者が登ってくる。
挨拶を交わしながら、駐車地へと戻る。

無事下山。

出会った花

シラタマノキ

イワキキョウやリンドウやタルマエソウなども、愛でることができた。
溶岩ドームばかりに目がいってしまうが、地面を見ると可憐なあちこちにお花が咲いている。

結び

2年前にも歩いた(暴風雨)が、今日は天気に恵まれほんと良かった。
外輪山巡りにて溶岩ドームを、360度の視線から見ることができた。
個人的に、「南」から見る溶岩ドームがお気に入り。
噴気孔群があったり、地球の息吹を感じ取ることができた。
短時間で歩けれるから、歩いていない方は是非とも歩いてほしいな(晴れた日)。




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