【雑記】蜂に刺された「対処・予防・薬・傷口」

雑記

先日スズメバチに刺された。

刺された備忘録

その日の時系列

↑スズメバチの巣(別の場所にて撮影)


父ヶ谷(台高山脈)を遡行していた。
自分を先頭に、Gさん、Yさんと歩く。


後ろからGさんが、「痛っ!!」と聞こえた。
それと同時に自分も、「痛っ!!」と感じた箇所を見たら膝にスズメバチを発見。


その場から、そっと逃げる(慌てて逃げては余計に蜂を刺激する)。
Gさん、Yさんはスズメバチに囲まれたみたいだ。
自分は下を見て蜂を確認し、そっと逃げたので囲まれていたかは不明。
全員静かにその場を離れる。


スズメバチ発見場所から離れ、刺された箇所を全員が確認する。


自分=膝1ヶ所(地味な服)
Gさん=上半身4ヶ所(派手な服)
Yさん=上半身5ヶ所(派手な服)


Gさんが「ポイズンリムーバー」を持っていたので、全員が器具使い刺され箇所を処置する。


幸いにして全員が、体調の変化が無かった(刺されて30分経過)。
(息苦しさ・口の乾き・冷や汗・めまい・血圧低下・しびれ・嘔吐・じんましん)
⇒ショック症状が現れた場合は、一刻も早く救急病院で医師の診察を受ける。


体調の変化をお互い確認しあいながら、沢登りを再開。

蜂に刺されない為に・・

  • ハチは黒いものを狙う習性があるので、白っぽい服や帽子を着用する
  • あらかじめ腕や脚などに、虫除けスプレーを吹き付ける
  • 巣の近くで大声を出したり、強い振動を与えたりしないように注意する
  • 頭を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れる

一般的な対処法

1. 刺された傷口を流水でよく洗い流す。
ハチの針が残っている場合は、指でつまんで毒液を再注入しないようにそっと抜く。
2. 爪などで傷口周辺を圧迫し、毒液をしぼり出す。
(ハチ毒は水に溶けやすいので、傷口から毒液をしぼり出すように、もみながら流水にさらすと効果的)
3. 抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏などがあれば塗布する。
4. 濡れたタオル等で冷やし、安静にする。

次の手順で処置を行い安静にします。
20~30分ほど様子をみて、異常がないようならひとまずは安心です。
途中で少しでも様子がおかしいと思ったら、直ちに医療機関に受診してください。

「ポイズンリムーバー」の使い方

↑インセクト ポイズンリムーバー(ドクターヘッセル)

  • 原産国 :デンマーク製
  • 本体素材:プラスチック(ポリエチレン系)
  • 重量  :12g

遅くとも2分以内に使用し、応急手当をする事が最も効果的です。
②マウスピース(先端キャップ)を、大or小の選択する(幼児は小を選択)。
③マウスピースを傷口にあてピストンレバーを引き上げ約60~90秒そのままにしておく
すると皮膚の表面はカップ内に吸引(バキューム作動)される。
④時間が経ったら、ピストンレバーを押し下げ初めの位置に戻し吸引を終了する。
引き続きこのバキュームを数回繰り返して毒液を抽出する。
⑤マウスピースに付いた毒液は、石けんと水を使って注意深く洗い落とす。
⑥傷口は、「消毒する」か「救急ばんそうこう」を貼る。

「ポイズンリムーバー」の本体は洗わない!!
(本体内部のメカニズムをぬらしたり、プラスチック シリンダーに亀裂が生ずるとポンプに十分な吸引力がなくなり、使用できなくなる)

ドクターヘッセル インセクト ポイズンリムーバー 00050008

新品価格
¥983から
(2025/9/4 19:59時点)

病院の診療科目は?

ハチに刺された場合は、基本的には「皮膚科」を受診する。

今回3人が、調剤した薬

NR
飲み薬=エピナスチン・ベタメタゾン・ムコスタ
塗り薬=デルモベート・テラマイシン

Gさん
飲み薬=ルパフィン
塗り薬=デルモベート

Yさん
飲み薬=プレドニン・ビラノア・ファモチジン
塗り薬=ダイアコート

※医師に言われたこと
・刺傷部が白くなるまで、湯船浸かるのは感染防止のためにも止めた方がいい
・刺傷部にテラマイシンを毎日塗って、ガーゼも替える(治りが綺麗になる)
※2日目と4日目に病院へ受診した
4日目には、エピナスチン(3日分)を処方された。
そして、何かあればまた来てくださいと言われ帰宅。

ステロイド軟膏 強さ一覧

①最強(難治性の皮膚疾患)
デルモベート

②非常に強い
ダイアコート
ジフラール

③強い(アトピー・頑固な皮膚炎)
リンデロンDP
アンテベート
トプシム
メサデルム

④普通(手足の湿疹・慢性的な皮膚炎)
リンデロンV
フルコート
ベトネベート
プロパデルム

⑤やや弱い(軽い湿疹・虫刺され)
アルメタ
ロコイド
ケナコルト

⑥弱い
キンダベート

⑦非常に弱い(顔・首・デリケートゾーン)
プレドニゾロン
コルテス
オイラゾン

アナフィラキシー ショック とは・・

蜂に刺された体が、蜂の毒に対して「アナフィラキシー」いう過敏反応を起こす。

アナフィラキシーの症状・・
皮膚・粘膜症状、呼吸器症状、循環器症状に大別されます。
①唇や舌などの粘膜が腫れてきます。
多くは数分以内に呼吸器症状、循環器症状の少なくとも一つを合併します。
②呼吸器症状は息が苦しくなり、呼吸がしにくくなります。
くしゃみ、咳や鼻水を伴うこともあります。喘鳴(ぜんめい)といって、喘息発作の時のようなゼーゼーという呼吸音が特徴。
③循環器症状は、脈が早くなり血圧が低下する。
それにより動悸(どうき)やめまいがしたり、立っていられなくなったり、進行すると意識が無くなったりします。

↑このような状態を「アナフィラキシーショック」という。
蜂に刺されて亡くなる方は、刺されてから平均15分で心臓や呼吸が止まると言われていますが、数分で死に至ることもあります。

アナフィラキシーになってしまったら・・・
ためらわずに119番通報をして救急車を呼んでください。
救急車が来るまでは、仰向けになって寝ているのが一番効果的です。
足の下に枕などを入れて足を高くすると楽になることがありますが、急に起き上がったり、立ち上がったりするのは危険なので避けてください。

アナフィラキシーを起こしたことがある人・・・
専門の医師を受診すると「エピペンⓇ」という自己注射薬を処方される場合があります。
「エピペンⓇ」は自動的に針が飛び出す注射器に「アドレナリン」という特効薬が入っています。

傷口の変化

  • 当日(9時間後)=刺傷部が腫れる(水膨れ)・痛みあり
    ↑家にあった「リンデロンV」を塗る
  • 2日目(33時間後)=刺傷部が腫れる(水膨れ)・周辺も腫れる・痛みあり
    ↑ここで病院に初受診
  • 3日目(57時間後)=刺傷部が赤い・周辺も腫れる・痛みあり
  • 4日目(80時間後)=刺傷部が赤い・周辺も腫れる
  • 5日目(104時間後)=刺傷部が赤い

※以後、定期的に追記していきます。

蜂刺されに関しての対処について

自分とYさんは、初めて蜂に刺される。
Gさんは、2013年に蜂に刺され今回で、2回目。
そんなこともあって、Gさんがポイズンリムーバーを持っていたり、対処法を熟知していた。
そのお陰で、スムーズに応急処置が出来た(感謝&安心)

自分は、Gさんの件もあってポイズンリムーバーを10年程前に購入していた。
しかしながら持ち歩いていなかった。。。
ほんと意味が無かった。
重たい物(重量:12g)じゃないので、今後は持ち歩くようにしたい。

刺傷部に関して、3人それぞれだった。
お二方は、痒みも有るとのことだった。
自分は、痒みに関して皆無だった。

結び

普段の生活圏でも起こりえる「蜂刺され」。
蜂の最も危険な時期は、8-10月。
気を付けていても、刺される時は刺されると思う。
正しい対処法を習熟し、重症化になるリスクを下げたい。
ポイズンリムーバーは、重さ12g。
暑い時期は、山に入る際の必須アイテムです。

ドクターヘッセル インセクト ポイズンリムーバー 00050008

新品価格
¥983から
(2025/9/4 19:59時点)

タイトルとURLをコピーしました