【グラベル】養老山地林道を縦走(残雪期)

グラベル

残雪期の養老山地を縦走してきました。

前回1月下旬の厳冬期に行き、雪で苦労したので時期をずらした。

【グラベル】養老山地林道を縦走 | NRの備忘録 (nrkuro.com)

前回南部を走ったので、今回は北部を走る。

今回の装備は、雪が多いためワカンを持った。
そしてザック。
ザックもコンパクトザックでは無くて、45Lのザックを用意した。
担ぎに関して、ザックがしっかりしたのじゃないと担ぎ難いからだ。
雨蓋付きが、担いだ時にしっくりした。
サイコン・GPS以外は全てザックに入れてある。

日の出とともにスタートした。
気温は氷点下だったが、稜線まで登るのに暑くなった。

気持ちいい林道だ。
朝陽が暖かく感じた。

雪の影響で、路面は荒れてる感じだ。

朝冷え込んだお蔭で、アイスパックされた路面を快調に進む。

雪が凄い。
この先不安になる。。。

林道の雪が深い。
ザックを背負い押し歩きで進む。

1m位積もってるかな。
カーブミラーの半分が埋もれてる。
このままでは全く進まないと判断し、地形図見て稜線に近付いた箇所から、稜線にルート変更した。

雪の量は、変わらず多い。

ワカンを装着する。
4年振りだろうか、懐かしい。
11年前に購入してボロボロだ。

踏み抜きなど有り、往生する。。。

トレースも無く、ラッセルが続く。
ワカンのお陰で何とか進めた。
無ければ到底進めなかった。
道標も辛うじて見える感じだ。
3月なのにこの多さ驚く。

担ぐ。
というか、背負う感じかな。
安定すると、両手を自由に使え、写真も撮れる。

枝や木などが飛び出していたりと、その都度担いだり、背負ったり、押したりと苦労する。

時間が経ち、気温が上がり雪が緩み始めた。
タイヤにくっつきフレームに挟まりタイヤロックし、余計な仕事が増える。

眺望が開けたが、春霞で視界がいまいちだ。

山頂。
やっと山頂に着いた。

山頂直下。
まだ1m位積もっている。

鈴鹿山脈が見える。
この場所で小休止をした。
パンを食べた。
やっと一息付けた感じだ。
昼を過ぎてしまい、計画遅れだ。
日没までには、山を下りたい。

再び縦走路を歩く。
アップダウンを繰り返す。

2020年2月7日。
2年前の冬に養老山地を縦走していたが、雪は無かった。
3月に入ってこの雪の量は、ほんと凄いし驚いた。

稜線に雪が無くなる箇所が、、、
ワカンを外し、壺足で歩き、また雪が出ての繰り返しになった。
作業が増え、気温も上がり、徐々に体力が削られていく。

2年前はすんなり来れたピークも、今回は担ぎ背負いのミックスで疲労困憊だ。

ブナのコル。
ここは縦走路の中で、一番のお気に入り場所だ。

20年3月1日。
この場所でも、雲泥の差だ。

ここからの急登が、一番きつい。

傾斜強すぎて背負って進めず自転車置いて、先ずトレースを作り、取りに戻ってと何往復かしてやっとこさ登る。
雪山登山のラッセルワークを思い出した。
雪山登山より、雪山自転車の方が相当疲れる気がした。
雪山登山は、ストック有るのがデカいと思う。
二足で進むのは、ほんと疲れる。
そして自転車という大きい物体。
広い雪原を歩くだけなら、あまり変わらないかもしれない。
山は木や枝など有ると、通れないから遠回りしたりする。
結果体力も使うし、気をとても遣う。

最後のピーク。
何とか着けた。
この眺望がほんとご褒美だった。
伊吹山や琵琶湖が見えた。
ここからも雪次第でどうなるか分からない。
小休止して進んだ。

林道。
雪が無ければ、下まであっという間だが、、、
やはりダメだった。

下を見ると、林道にまだ雪が有る。
地形図で確認し、林道をカットしながら下降していった。

下りラッセルが続く。
全く乗れない。

どんどん陽が傾いていく。
未だ乗れず、、

谷から流れる水で、給水した。
塩分と水分を小まめに取って、水分が少なかった。
恵みの水だった。

時間との勝負だ。

ザック。
12年落ちのボロボロだ。
こうしてまた使う日が来るとは思わなかった。


標高400m位で、遂に雪が途切れた。
ヤッホーと行きたいとこだが、ここは安全に下りる方が大事だ。
路面に注意し下りた。

陽は暮れてしまった。

渡渉。
明るい時間に降りたかったのは、ここが有るからだ。
暗闇の渡渉は、リスクが高い。
裸足になろうと思ったが、あとは帰るだけだから履いたまま渡った。
30m程の川幅だ。
水流は弱かった。
膝下位の水深だ。
案の定靴の中まで、びしょ濡れになった。

水場。
がぶ飲みした。
美味しかったなー
あとは帰るだけ。
靴が濡れて、猛烈足が冷たかった。

TOJいなべ山岳地点。
取り敢えず通過。
真っ暗の中、車より鹿が多かった。

ゴール。
コーラで祝杯を挙げ終了。
約12時間掛かった。
相当疲労困憊だった。
しかし満足感は、半端ない。
今日は自転車に乗ったというより、山を自転車と共に歩いた感じだ。
グラベル区間は25km程有ったかな。
内20km程は、背負ったり歩いてる気がする。

帰宅後一息ついたら、大腿四頭筋がつった。
塩分と水分取っていたが、全然足らなかったのか。。。

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