【メンテナンス】ハブの分解・掃除・玉当たり調整(フロント編)「カップ&コーン方式」

メンテナンス

ハブの分解や掃除や調整の備忘録を、書いていこうと思う。

なぜメンテナンスが必要?

走行中に路面の影響を大きく受けるのが、「ホイール」。

ホイールが円滑に回り、スムーズに走行したいものである。
そのためには、ホイールの振れやベアリングの状態を良好に保つことが重要。

ベアリングなどについている古いグリスを洗浄し、新たに潤滑させ滑らかに動かしたい。
そうすることで走行時のストレスも減り、安心して乗れる。

放置すると

・ホイールを回すと、ゴリゴリ感や振動が出てくる

・ペダルを踏ん出る時に、ガコッとなる

↑北海道を自転車で走っていた時に、ハブトラブルが起きた。。

友人のマビックハブが、摩耗でガコッと定期的に鳴り始めた。
最初は、ハンガー曲がりかなと思った。
曲がりなら、ギアが軽くなるはずだがそのような現象では無い。
ディレイラーやスプロケやチェーン見たけど、外傷無いし、、、
運よく網走の自転車屋「CSS」で、診てもらうことが出来た。
そこでハブのベアリングが、駄目と判明した。
お店にマビックのベアリング無くて、何とかベアリングを活かそうと試してもらった。
そこでお店にある色んなグリスをベアリングに塗布し、幾度と試してはダメだった。
結局ホイールを買って、事なきを得た。

今までハブに対して、あまり重要視していなかった。
この件により、定期的にメンテナンスは重要なんだと感じた。
帰宅後早速、自分のホイールハブを掃除するに至った。

使用するアイテム

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↑フロントホイールは、23mmが必要だった。
自分は思い立ったら吉日で、すぐさまホームセンターで工具買ってきた。

ホイール

2020年式チェックポイント/トレック

ホイールは、買った時に付いていたホイール。
俗に「鉄下駄ホイール」。

ホイール単体で正確に測ったことないが、大体フロント1.108g・リア1.293g。
前後で、2.401gです。

フロントホイール(タイヤ43C・チューブ・ブレーキローター込み)

リアホイール(タイヤ43C・チューブ・ブレーキローター込み)

ベアリングの種類

大きく2つに分かれる。

・カップ&コーン方式

・シールドベアリング方式

自分の自転車は、Fr:カップ&コーン方式・Rr:シールドベアリング方式だった。

フロントハブ分解

↑シマノHPより分解図

色んなハブがあるので、自分のハブを確認し作業してください。

①ローターを外す

スルーアクスルを外す。

そしてグリスなどで、ローター汚れては危険なので外す。

②Wナットを緩める

ローター固定セレーション側からの分解はしない

ローター取り付け側のWナットを緩めてはダメです。

ハブレンチを用いて、ナットを緩める。
自分のホイールは、コーン23mmとナット23mm。
23mmハブレンチとモンキーで緩めた。

③ナット・コーン・シャフトを外す

緩めて、ナットとコーンを外す。
自分の場合、ナットとコーンの間にワッシャーが挟まっていた。
(取り外した順番を忘れずに!)

ベアリングが落ちるので、受け皿(トレー)の上で作業をすると良い。
(ベアリングがどこか落ちていくと、探すのが大変だ。。。)

ボールは片側16個入っており、合計で32個のボールが使われている。

ボールを取り出すのに、磁石付きドライバーが有れば簡単に取れるので活用したい!

次にシャフトを抜く。

真っ黒だ。。。。。

④-1ベアリング(ボール)洗浄

茶こしに入れて、ベアリングを洗浄する

パーツクリーナーを使い、汚れたグリスを吹き飛ばす。

ここで、1つ1つのベアリングに損傷無いかを確認する

異常が有れば、新品に替えよう!!

ベアリング受け部も、洗浄し綺麗にする

④-2ベアリング(ボール)交換

↑シマノHPより

シマノさんは、細かくボール数や、ボールサイズの記載がある

「5/32」って大きさどんだけなんだろう??

調べると・・・

↑佐藤鉄工(株)のHPより引用させてもらいました。

3.96mmと分かった。
外した時に、ノギスで測ってサイズ間違えないようにしたい。

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⑤ベアリングを戻す

洗浄後、ピンセットで戻していく

ここでグリスをボール自体に塗り込んでおく
(そうすることで、落ちづらくなる)

先ずは、ローター側からベアリングを戻していく

ベアリング受け部に、プレミアムグリスをたっぷり塗っておく

1個ずつ確実に置いていく。(自分の場合16個)

全部(16個)セットしたら、次にグリスたっぷり塗ったシャフトを入れる。

続いて逆側も、同様に作業を進めていく。

グリスたっぷりと付けてあげる

⑥玉当たり調整

↑シマノさんの、組み立てマニュアル

①コーンを、シャフトへ入れる。
②ローター側のコーンを、ハブスパナは固定する。
③逆側のコーンを、締めたり緩めたり調整するベアリングの玉当たり調整

シャフトがガタつかない程度に締める

④調整完了したら、ナットを入れる。
⑤コーンをハブスパナで固定し、ナットを締めることでコーンの位置を固定する

ベアリングがゴリゴリと当たる感触がしない程度に締める

⑦ブレーキローターを取り付け

↑参考記事

⑧動作確認

・ホイールを回して、回転が悪かったり振動が無いか確認する

・ホイールを自転車に取り付け、ホイールを持ち左右に揺すってガタが無いか確認する

結び

使用頻度にもよるが、1年に1回はメンテナンスをしていきたい。

今回フロントだったので、次回はリアの備忘録を書いていこうと思う。

【追記しました】

↑リア編

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