デヴォックスのホイールメンテナンスしたので書いていこうと思う。
自転車旅用のホイール
なぜホイールメンテナンスが必要?
走行中に路面の影響を大きく受けるのが、「ホイール」。
ホイールが円滑に回り、スムーズに走行したいものである。
そのためには、ホイールの振れやベアリングの状態を良好に保つことが重要。
ベアリングなどについている古いグリスを洗浄し、新たに潤滑させ滑らかに動かしたい。
そうすることで走行時のストレスも減り、安心して乗れる。
↑関連備忘録
以前は、「ボントレガーホイール作業」について書いた。
今回は、「デヴォックスホイール作業」で作業が微妙に違うので書いた。
作業開始(後輪)
作業前
汚いスプロケ。。
↑自転車旅行ってそのまま放置していた。。
遅ばせながら雨の休日に、掃除した。
【メンテナンス】ハブの分解・掃除・玉当たり調整(リア編)「ベアリング方式」で、スプロケ外す手順など書いたので省略。
フリーホイール外す
手でフリーホイールを掴み引っこ抜く(だけ)
何回か作業していると、簡単に手で外れます。
シマノホイールのように、ハブレンチなど用いなくても容易に脱着出来るのは良いです。
※スプロケットを付けたままでも、スプロケットを持って引っこ抜くとフリーホイールも外れます。
スプロケやローターやシャフトやフリーホイールを外す
フリーホイールを外したら・・・
カートリッジベアリング掃除
グリスが真っ黒です。。。
今回は、拭き取りのみです。
ベアリングのゴリゴリ感や回転悪くないので、掃除とグリスアップだけにした。
グリスを綺麗に拭き取る
ブラシを使って、溝部分のゴミを搔き出す
パーツクリーナー等で汚れを取るなど有るが、ベアリングにまで洗浄剤が入るなどリスクを鑑みると拭き取りだけで良いかなと思う。
ベアリング品番「6902」なので、ボントレガーのホイールと同じ
外したフリーホイール
こちらも綺麗に拭き取る。
ブレーキローター側のベアリングも掃除する
グリスの選択
左からPPL-1(パークツール)・セラミックグリス(フィニッシュライン)・プレミアムグリス(シマノ)
【パークツールの商品説明】
自転車のメンテナンス用として、特別に開発された耐磨耗性に優れたポリ-ユリアベースのグリース。熱変化や耐水にも優れています。
【フィニッシュラインの商品説明】
業界最先端の技術を駆使して開発された、超微粒子セラミックで強化されたテフロン PTFEフッ素ポリマーや毒性のない合成オイルを配合した高性能グリスです。摩擦や熱の発生が少なく、BB、ハブ、ヘッドセットのベアリング寿命が延びるとともに、静かで円滑な回転を長時間維持します。さらに塩分や酸性雨にさらされてもサビが発生し難くなります。その素晴らしい防錆効果により、ステム、シートポスト、ケーブル、ネジ部などへの使用もおすすめ。
【シマノの商品説明】
耐水性・耐圧性・耐熱性に優れ、BB・ハブ・ヘッドセット・ペダル・ベアリング等の駆動部に幅広く使用できます。
ホーザン(HOZAN) PARKTOOL(パークツール) 自転車メンテナンス用グリース ポリリューブ1000 113g PPL-1 新品価格 |
FINISH LINE(フィニッシュライン) セラミックグリス 60g 新品価格 |
シマノ(SHIMANO) ルブリカント プレミアムグリス 100g 自転車専用 チューブ Y04110200 新品価格 |
各メーカーからグリスが出ている。
何が良いんだろうか。
これは使用用途によって違うし、メンテナンスする人の考えによっても違うと思う。
以前ボントレガーのホイールをメンテナンスした時は、シマノのプレミアムグリスを使用した。
低粘度でグラベル用ホイールならそれかなと思った。
今回は、自転車旅用のホイール。
毎日泥だらけライドや洗車回数も少ないので、後輪はパークツールのグリスを選択した。
前輪は、回転重視でセラミックグリスを使用した。
グリスアップ
PPL-1のグリスをたっぷりと塗る
フリーホイール歯合わせ部もグリスを塗る
ホイールとフリーホイール接合部もグリスを塗る
筆を使って溝部に、グリスを塗りこむ
ホイールにセットする
フリーホイール外周部は、プレミアムグリス(シマノ)を塗る。
スプロケットを取り付ける。
シャフト、防水カバーとベアリング干渉部位にもグリスを塗って戻す
防水カバー部に、忘れずグリスを塗る
ブレーキローターを取り付け
ロックリングにもシマノグリスを塗る
前輪
ブレーキローターを外す。
防水カバー(赤丸箇所)を手で掴み引っこ抜く
後輪程、汚れていない
ベアリングの回転も問題ない
前輪は、セラミックグリスを塗る
後輪に比べたら汚れが少ないので、回転性重視でセラミックグリスを使用する。
シャフトにも、セラミックグリスを塗る
後は外した手順と逆に、取り付けていく。
作業後の動作確認
・ホイールを回して、回転が悪かったり振動が無いか確認する
・ホイールを自転車に取り付け、ホイールを持ち左右に揺すってガタが無いか確認する
玉当たり調整無いので、その分手軽にメンテナンスできる。
結び
作業前は、多少ゴリゴリ感あったがグリスアップし滑らかになった。
最低でも1年1回は、ホイールメンテナンスをしたい。