【山歩き】大峯奥駈道(八経-釈迦-玉置)/まとめ編「中華料理 仁」

紀伊半島

大峯奥駈道のまとめをしていこうと思う。

前回からのつづき

2泊3日の奥駈道は無事終えた。

玉置神社駐車場より一望できる

果無山脈(左)・引廻山(中)・護摩壇山(右)。
護摩壇山は、雲が掛かり見えない。

駐車場に着くと、行仙宿から一緒の「Kさん」も玉置神社に到着された。
玉置神社にも宿坊があるが、前回の備忘録で書いたように「令和の大改修」が行われている。
今晩の寝床をどうするか迷っていた。
全国津々浦々野宿ばかりする自分にとって、紀伊半島は野宿の宝庫だと思う。
少し助言をさせていただき、一晩を無事過ごせれたみたいだ。

車を回収しにスタート地点である、行者還トンネルへ向かう。
時刻は、19時。

↑前回同様、「馬酔木」行こうかと思ったら定休日だった。。
ここしかないで、吉野まで車を走らせた。

中華料理「仁」(吉野町)

25年4月撮影

20時過ぎお店に到着。
平日だし人が居ないと思いきや、3組地元のお客さんが居た。

↑今年の6月以来、5か月ぶりに来た

いつものメニューを注文する。

しょうゆラーメン(¥690円)

先ず最初にラーメンがやってくる。

カタヤキソバ(¥940円)

醤油ベースの、あっさりとした味付け。
野菜たっぷりのって、揚げたヤキソバとよく合う。
ボリューム満点で、これだけでも満腹になる!!
定番メニュー(自分の)。

やきめし・餃子

腹ペコだったので、2人でシェアしながらぺろりと食べる。

21時までなので、お店を出た時は暗くなっていた

奥駈道(八経-釈迦-玉置)のまとめ

日程  :3日間(2025年11月2日~4日)
山域  :大峰山脈
メンバー:2人(自分含め)
距離  :48.5km(+4453m、-4534m)
1日目 :15.4km(+1573m、-943m)/行者還トンネル東-八経ヶ岳-孔雀岳
2日目 :17.6km(+1464m、-2088m)/釈迦ヶ岳-涅槃岳-行仙岳
3日目 :15.4km(+1406m、-1501m)/傘捨山-地蔵岳-玉置山-玉置神社P
水場  :鳥の目(孔雀岳手前)・玉置神社境内
避難小屋:弥山小屋・楊枝宿・深仙宿・持経宿・平治宿・行仙宿
トイレ :弥山小屋・持経宿・平治宿・行仙宿・玉置神社
宿泊地 :1日目 孔雀覗、2日目 行仙宿
スタート:行者還トンネル東
ゴール :玉置神社駐車場
熊鹿猿 :見なかった
ヒル  :見ていない
携帯電波:稜線は比較的入りやすい
:行仙宿の中は圏外、行者堂の方に歩けば電波入る
登山者 :行者還トンネル~明星ヶ岳 多数
    :明星ヶ岳~釈迦ヶ岳 4PT程
    :釈迦ヶ岳~太古の辻 2PT
    :太古の辻~行仙宿 0人
    :行仙宿 ソロ2人
    :行仙宿~玉置山 ソロ1人(行仙宿で会った方)

3日間計画通り進むことができた。
ただ天気は、曇りが多くて残念だった。
土砂降りの雨に遭わなかったから、運が良かったかなと思う。
標高断面図見ても分かるように、アップダウンしかない。
普通の縦走なら、初日登って最終日下ってが一般的。
奥駈道は、常にアップダウン(笑)

水場に関して、奥駈道(稜線)上に「鳥の目」以外無い
稜線から外れて水を取りに行かなければ、容易に水を得ることができない。。
涸れる水場もあるので、事前の調べも重要かなと思う。
幸い寒い時期で、水を大量に飲むことなど無くて行動水は少量で済んだので良かった。
暑い時期などは、水を考えて行動しなければいけないなと感じた。

奥駈道だから、避難小屋はとても充実している。
「新宮山彦ぐるーぷ」をはじめ、小屋を管理していただける方々には感謝しかない。
行仙宿では、水が無ければ10分の場所に水場がある(Mさんによると涸れている)。
近くの水場が無いと、林道まで30分下らないといけない。。
水が置いてあり、ほんと助かりました。

八経ヶ岳周辺は、登山者が多い。
しかしそこを外れれば、ほんと静かな奥駈道になる。

【衣類】
グローブ   :軍手・ネオプレ手袋・テムレス
ソックス   :メリノウール トレッキング ソックス 靴下(モンベル)
インナーソックス   :ファイントラック
ベースレイヤー:遮熱 長袖 ハーフジップ(ワークマン)
ドライレイヤー:ベーシック(ファイントラック)
ハーフパンツ :水陸両用ショートパンツ(ワークマン)
インナー   :ベーシック(ファイントラック)
タイツ    :クールコア 冷感 レギンス(ワークマン)
バラクラバ  :クールシールド・デオ バラクラバ(寿ニット)
帽子     :ODハット(モンベル)
ウィンドシェル:EXライト ウインドバイカー( モンベル

【雨具類】
雨具ジャケット:トレントフライヤー(モンベル)
雨具パンツ  :バーサライトサイクルパンツ(モンベル) 
スパッツ   :ライトスパッツ ロング(モンベル)
レインハット :メドーハット(モンベル)
ソックス   :渓流 CRソックス3mm(キャラバン)
グローブ   :ネオプレ手袋(ワークマン)

春秋を想定していた。
今回雹が降ったりと、0℃~10℃位の温度帯だった。
タイツの「クールコア」は、とても寒かった。
なので3日間のうち、雨具のパンツを脱いでいた方が短いと思う。
ウィンドシェルは、丁度良かった。
雨具まで着なくても、昼間はウィンドシェルで対応できた。

朝夕は寒くて、テムレスを使用した。
2日目朝は、雨などで笹が濡れており靴や靴下が濡れた。
しかし行仙宿の薪ストーブで、乾かすことができた(感謝)。
もし乾かすことができなければ、ネオプレンソックス使う予定だったけど、、、

白湯 肉団子(30個)鍋

満腹になる位食べた。
山での食事も、楽しみの一つ。
友人に感謝。

【寝具類】
テント    :ステラリッジ2(モンベル)
シュラフ   :150(イスカ)
シュラフカバー:モンベル
インナーシーツ:シートゥーサミット
インナーマット:アルミマット(ダイソー)
グラウンドシート  :モンベル
マット    :FPマット100(エバニュー)
ペグ・張り綱

【寝間着】  
インナー   :ドライレイヤーウォーム上下(ファイントラック)
パンツ    :パワーパンツ(ミレー)
保温着    :ポリゴン2UL(ファイントラック)
 靴下     :厚手靴下(モンベル)
ネックウォーマー   :ナルー
ニット帽   :インサイド メリノ ナイロンキャップ(ワークマン)


テントやマットに不満は無かった。
一番の失敗は、夏シュラフだった。。。
せめて春秋シュラフにしとけば良かった。
1泊目は、寒くて全然寝れなかった。
2泊目は、行仙宿の毛布借りたけど、それでも寒くてあまり寝れなかった。

ワークマンのニット帽は暖かいけど、高さが少し短いかなと感じた。
普段使いなら良いかもしれないけど、山で使うならもう少し長い方が良いかなと感じた。
(ニット帽を被り、耳が半分位露出する)

遊(装備類)

【ギア類】
ザック    :アルパインザック50L(モンベル)
靴      :クラッグホッパー(モンベル)
ストック   :トレッキングポール(ブラックダイヤモンド)
ヘッデン   :アクティックコア(ペツル)
予備ヘッデン :コンパクトヘッドランプ(モンベル)
カメラケース :コンパクトカメラケース(モンベル)
ポーチ    :アタッチャブルポーチ(モンベル)
座布団    :フォームクッション(モンベル)

アルパインザックは、背負いやすくて体にフィットして良い。
水や食糧込みで12kg程あったが、重さを感じさせないザック最高です。

【火器類】
ガスヘッド  :ジュニアコンパクトバーナー(iwatani)
コッヘル   :シェラカップ深型 フォールドハンドル(ベルモント)
カトラリー  :FD先割れスプーン(ユニフレーム)
コップ    :Xカップ(シートゥーサミット)
ガス缶カバー :ダイソー
ガス缶    :250g 
漏斗     :ダイソー 

【その他】
カメラ    :GRⅢ(RICOH)・TG-6(OLYMPUS)・スマホ(pixel8a)
モバイルバッテリー  :10.000mAh (Anker Nano Power Bank)+10.000mAh
タオル    :ナノタオル(ファイントラック)
浄水器    :ミニ SP128(ソーヤー) 
予備電池   :エネループプロ
腕時計    :カシオプロトレック
日焼け止め  :アネッサ・リップクリーム
股ズレクリーム:プロテクトJ1
熊鈴     :熊鈴/トレッキングベル スクエア(モンベル)
水筒     :山専用ステンレスボトル FFX-501(サーモス)
サングラス  :クロスリンク(オークリー)スポーツサングラス(スキンズ)
制汗シート  :メンズビオレ
洗面道具   :歯ブラシ
薬      :痛み止め・下痢止め
快眠グッズ  :アイマスク・耳栓
サンダル   :ダイソー
毒吸引器   :インセクト ポイズンリムーバー(ドクターヘッセル)
ステロイド  :リンデロン・デルモベート
プラボトル  :ウォーターキャリー1.5L (エバニュー)×3個
収納袋    :スタッフバッグ(モンベル・イスカ)
ゴミ袋・ライター・テーピング・登山地図・カメラ三脚・虫よけスプレー・簡易工具

モバイルバッテリー消費は、3日で15.000mAh程使用した。
浄水器は、一度も使わなかった。

休(宿)

行仙宿(1泊/人 ¥2.000円~)

水あり電気あり薪ストーブあり毛布ありトイレあり、至れり尽くせりです。
ほんと「新宮山彦ぐるーぷ」には感謝です。

知(撮影)

今回の山行で、撮影枚数は900枚程だった。
もっと晴れてれば、もっと撮影していたはず、、、

健(体重)

山行前と比べたら、「-400g」となっていた。
3日間だし、毎食よく食べていたので減ることもないかな。

体(有って良かったもの)

↑他のザックを使って、改めて良さを感じる今日この頃です
夏なら「50L」でも良いけど、冬とかなら「60L」は欲しくなるな。。

美(写真)

今回の奥駈道で、約900枚の写真を撮っていた。
その中でその日、好きな写真を1枚選んでいこうと思う。

【1日目】行者トンネル東~八経ヶ岳~孔雀覗

禅師の森より「神仙平」を望む

初めて見た大峯の桃源郷。
涸沢カールみたいだ!!

【2日目】孔雀覗~釈迦ヶ岳~深仙宿~持経宿~行仙宿

蘇莫岳南より、南奥駈道を望む

双耳峰の傘捨山までの奥駈道が見渡せた。
傘捨山の奥には、大雲取山も見える。

【3日目】行仙宿~傘捨山~地蔵岳~玉置山~玉置神社

傘捨山手前よりパステルカラーの山肌

今回の紅葉は1000m~1500m位が見頃だった。
綺麗なんだけど、曇りだったりでイマイチな写真ばかりだった。
この時は、丁度朝日が当たり綺麗な紅葉となっていた。

3日目 四ノ川覗より釈迦ヶ岳方面を望む

今回の旅では、色んな方と話すことができた。
行仙宿でお会いした、Mさん・Kさん。
ありがとうございました。

Mさんは普段台高や大峯を歩いているし、Kさんは紀伊半島まで遠いのにわたくしより歩かれている。
また紀伊半島の山で、お会いしそうです(笑)
その折は、よろしくお願いいたします。

結び

3日間紀伊半島の大峯奥駈道を歩いた。
10年振り歩いた山頂だったり、初めての奥駈道。
素晴らしい景色や森や靡の連続だった。
紅葉も見頃で、山歩きとしては良い時期だなと感じた。
ただ日中時間が少ないのが、切なく感じる。。

ありがとうございました。

おわり。


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